闘病中のフジ渡邊渚アナ、“大病を患った友人への接し方”に回答 「泣いちゃいました」

一時は食事もできず歩行困難になる病で闘病中のフジテレビの渡邊渚アナウンサーが19日、自身のインスタグラムを更新。「大病を患った友人になんて声をかけていいかわからない」という質問に答えた。

フジテレビ・渡邊渚アナウンサー【写真:インスタグラム(@watanabenagisa_)より】
フジテレビ・渡邊渚アナウンサー【写真:インスタグラム(@watanabenagisa_)より】

「何より一番嬉しかったのが、“変わらない”ということでした」と心境を吐露

 一時は食事もできず歩行困難になる病で闘病中のフジテレビの渡邊渚アナウンサーが19日、自身のインスタグラムを更新。「大病を患った友人になんて声をかけていいかわからない」という質問に答えた。

 渡邊アナは「正解ってあるのかな? 私もパッと思いつかないのですが、自分がされて嬉しかったことを考えてみました」とし、長文を掲載した。

「まず、声をかけるだけがサポートじゃない、と思います。言葉にすることって本当に難しくて、言葉で励ますことができるならそれはそれですごいけれど、私の場合は当初、周りからかけられる言葉の多くがそれほど心に刺さりませんでした。『絶対良くなるよ!』みたいなエールをもらっても、何を根拠にそんなことを? とひねくれた感情を抱いてしまったり…」とすぐには受け入れられなかったようだ。

 その上で「初期は何も受け入れられない状態で、自分とちゃんと向き合ってくれる医師や看護師さん、ソーシャルワーカーさんに絶大な信頼を置いていました(入院中は家族とも面会ができなかったので)。そんな中、特に記憶に残っているのは、ソーシャルワーカーさんが一緒に泣いてくれた日です。痛みを分かち合ってくれる人がいるなんて、私は何て幸せなんだろうと思えて、心が軽くなりました」と気持ちの変化を明かした。

 続けて「何より一番嬉しかったのが、“変わらない”ということでした。自分がどんどん変わっていってしまう中で、これまでと全く変わらずに接してくれた人の存在がとても大きかったです。親友は、以前と全く変わらずにくだらない話をしてくれるし、同い年の看護師さんとは恋バナをしたり、どこのコンビニのパスタが一番美味しいかなんて会話をしたり。笑」と楽しかった思い出を振り返った。

 さらに、「普通の同世代の人たちとの隔たりを感じていた中で、何気ない会話をして、“変わらないこと”があると気付けた時、とてつもなく嬉しかったです。だから、周りに病気と闘っている人がいたら、どうかお願いです。その手を絶対に離さないでください。その人はこれから病気に左右されて本来の自分じゃなくなってしまうこともあるかもしれないけれど、それでもずっと変わらずにそばに居続けて欲しいです。本心とは違うことを言って、大切な人を傷つけてしまった後悔を抱えて生きるのは辛いから。すれ違っても向き合い続けてほしいです。関係だけは不変であり続けたい、が願いです」と切実に呼びかけた。

 コメント欄には「こういう言葉を聞くことが出来て良かった」「読んでて、泣いちゃいました」「渚さんが体験して思ったことを発信してくれて助かる人がたくさんいると思います」「大切なお話ありがとう」という声が寄せられた。

 渡邊アナは昨年7月から、同局系『めざましテレビ』を欠席。同年10月にはインスタグラムで、一時は食事もできず、歩行困難になっていたことを報告した。それでも、12月後半から体調が回復傾向で、今年1月28日には食欲が戻ってきていることを明かしていた。

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