K-1王者・金子晃大、RISE元王者の鈴木真彦から2度ダウン奪う完勝 「THE MATCH 2022」のリベンジ成功

第10試合では第3代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が第5代RISEバンタム級王者の鈴木真彦(フリー)に3-0で判定勝ちを収めた。

金子晃大(右)が鈴木真彦から2度のダウンを奪い、判定勝ち【写真:山口比佐夫】
金子晃大(右)が鈴木真彦から2度のダウンを奪い、判定勝ち【写真:山口比佐夫】

「THE MATCH 2022」後の戦績は対照的だった両者

格闘技イベント「ABEMA presents RISE ELDORADO 2024」(3月17日、東京・東京体育館)【RISE×K-1対抗戦】第10試合、バンタム級(55キロ)3分×3R延長1R

 第10試合では第3代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が第5代RISEバンタム級王者の鈴木真彦(フリー)に3-0で判定勝ちを収めた。

 両者は2022年6月19日の「THE MATCH 2022」以来の対戦。その際は鈴木が激闘の末、判定(2-0)でギリギリ制していた。敗れた金子の左目付近にはカットが目立っていた。

「THE MATCH 2022」後の両者は対照的だ。金子は6戦全勝。さらに昨年9月にはタイトル戦を行い玖村将史の挑戦を受けたが防衛に成功した。一方の鈴木は5戦2勝3敗。さらに昨年12月には自身が5年間保持していたベルトを大﨑孔稀に奪われてしまった。

 1R、ローキック、ガードの上へのパンチでお互いに探っていたが、開始から1分がたつと2人の打ち合いは激化。鈴木もパンチを当てていたが、残り少ない時間で金子がしつこく右フックを連打し鈴木の顔面をとらえダウンを奪った。

 2Rも金子のペース。手数の多い鈴木のパンチをパーリングではじき、自身は相手が姿勢を崩したところを見逃さずフックを連打していた。ダウンは奪えなかったもののパワーで圧倒していた。

 3Rも金子のリズム。金子のパンチは鈴木のパンチをつぶすかのような勢いだ。被弾もあったが相手のパンチの打ち終わりに的確に右ストレートを合わせていた。金子はこのラウンドでも右ストレートでダウンを奪った。

 ジャッジは3人は金子を支持(30-25、30-26、30-25)。「THE MATCH 2022」とは違い大きな差をつけてリベンジした。

次のページへ (2/2) 【動画】金子が鈴木からダウンを奪う瞬間
1 2
あなたの“気になる”を教えてください