「東海オンエア」なぜ、人気? 虫眼鏡が明かした“チャンネル登録539万人”の秘密

虫眼鏡氏
虫眼鏡氏

ぶんけい「どこよりも企画に命をかけているチャンネルだな」

――ぶんけいさんは東海オンエアをどうご覧になっていましたか。

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ぶんけい「視聴者ではなく、同業者としての目線ですけど、どこよりも企画に命をかけているチャンネルだな、と。やっぱり企画ネタ会議という存在は、YouTubeの世界では異端」

虫眼鏡「マネージャーさんに企画会議をじっくりやっているのは東海オンエアくらいだ、という話を聞いて、恥ずかしくなりましたね」

ぶんけい「時間をかけて1か月分の企画を決めるんですって」

虫眼鏡「基本的に1日朝から晩までみんなが企画を持ち寄って、『これはいい』っていうのをやっています。朝8時に集まりますけど、日によって、夜9~10時までやっています。メンバー6人が似ている部分がないんですよ。マジで全員が別の方向を向いている。そのせいで時間はかかるなと思うんですけど、たまに『何、言ってんの?!』っていうネタを持ってくるんですけど、『いや、俺やりたいんだよね。任せて』と言われたら、通ってしまう」

ぶんけい「たまに、何これ?って思うような動画が上がってるのはそういう理由なんだね(笑)」

虫眼鏡「東海オンエアは、一人の専属ブレーンが考えるわけじゃないので、いろんな食感が
楽しめることが良さの一つなのかな。あえて素材の味を残しているって感じです」

――虫眼鏡さんは、動画の中で、「2年後まではいまの仕事をやっているかな」と話していましたが、その先は見えていますか。

虫眼鏡「見えないですね。今後自分たちがどう老いていくのは、1回も経験したことがないので。少々の軌道修正をするかもしれないですけど、『今日から僕たちは旅行チャンネルになります』とかは絶対にやらないとは思います。なので、どこかで、おじさんがこのネタをやるのはキツイという時代が来るし、僕たちの精神年齢で中高生向けのものを作るのは無理がある、もっと若い子たちに感性が抜かされちゃう時が来るんだろうなっていうのは薄々感じています。でも、そんなにやすやすとはさせないぞ、と思っています」

――そう言えば、虫眼鏡さんは動画の企画で、日本ダービーで200万円を賭けて、大負けしました。その時の気持ちは?

虫眼鏡「そりゃ、悔しいですよ! 正直に言うと、僕はお金がちょっと増えるよりは面白くゼロになった方がいいなと思っていました。カメラが回ってるか、回ってないかで多分賭け方がめっちゃ変わると思いますね。見ている人のことをまず考えちゃいますね」

次のページへ (3/3) 教員かYouTubeの2択を迫られた虫眼鏡
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