漫画家・柴田亜美氏、涙で芦原妃名子さん追悼「すごい才能の人」「漫画家全員が動揺…自分を大切に」

漫画家・柴田亜美氏が、4日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』(日曜午前10時)に出演し、日本テレビ系連続ドラマ『セクシー田中さん』の原作者で、漫画家・芦原妃名子さんが1月29日に急死したことについてコメントした。

フジテレビ【写真:ENCOUNT編集部】
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『ワイドナショー』でコメント、「脚本家を責めるのは止めて」の呼びかけも

 漫画家・柴田亜美氏が、4日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』(日曜午前10時)に出演し、日本テレビ系連続ドラマ『セクシー田中さん』の原作者で、漫画家・芦原妃名子さんが1月29日に急死したことについてコメントした。
 
 柴田氏は冒頭から声を震わせ、「まずは遺族の方皆さんに今回のことは、心からお悔やみ申し上げます」と述べた。そして、「ゴメンね。いつもと様子が違って」と前置きして思いを話した。

「アニメでもこういうことはありました。私はフリーで仕事をしているので、いろんな出版社で担当さんがいらっしゃる。担当さんたちはアニメ化の仕事だけでなく、ドラマ化、映画化の仕事もしておりました。その時に、実写ドラマ化の難しさというお話は聞いていました。そして今回、『一番悪い形で出たな』と思いました。何か疎通が取れてなかったのか。止められる段階があったんじゃないかと思いました。それでただお願いしたいのが、脚本家を責めるのは止めていただきたいです。周りがとやかく言うのは今は控えましょう」

 その上で、「自分が33年くらい漫画家やってる中で、一番のショッキングな出来事でした。この私がそうだとすれば、めちゃめちゃタイムラインも流れていますけど、漫画家全員が今、動揺しています。しんどいと思います」などとコメント。続けて「今は漫画家だけじゃなくて編集さんも自分を大切にして下さい。もし、どうしても書けないと思ったら、休むことを許してあげて下さい」と話した。

 そして、柴田氏は芦原さんが手掛けた『セクシー田中さん』を読んだことを明かし、「現代物でこれだけ一人ひとりのキャラクターの性格を描き分ける深いところまでいっている。その表情の口のちょっとした動かし方、目の輝かせ方でも、『この人、本当すごい才能の人だな』と思いました。間違いなくこの作品、原作者のものだと思いました。作品は原作者のもので、それは本当に間違いありません。本当にすごい作品を描かれた方なので。作品は残ります」と力説。最後に芦原さんに向けて、「残るから、安らかにという言葉は今まだ言えないけど、どうかゆっくりと休まれてください」と声を振り絞った。

 涙を流し、鼻をすすりながらの話す柴田氏の姿に、今田耕司、ウエンツ瑛士ら共演者も目を潤ませていた。

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