ABEMAオリジナル新バラエティー番組『かまいたちの笑賭け』が26日に放送され、お笑い芸人のゆりやんレトリィバァが涙する場面があった。

　同番組ではお笑いコンビ・かまいたちを筆頭とする“笑い”と“金”に侵された芸人たちが、1000人の観客の前でさまざまなジャンルのお題に沿ったネタを披露し、観客を笑わせるごとに賞金をゲット。このステージで獲得した賞金を軍資金に、戦いの舞台を海外カジノに移し一攫千金を狙って、一か八かの大勝負に出る。

“笑賭け”のリーダーに選ばれたかまいたちのほか、とろサーモンの久保田かずのぶ、見取り図の盛山晋太郎とリリー、ゆりやん、ネルソンズの和田まんじゅうと、“金”と“笑い”に欲深い芸人たちが参戦した。

　番組内では、世界的オーディション番組『America’s Got Talent』で、ゆりやんが爆笑をかっさらった“星条旗柄ハイレグ水着”を着用するお題も登場。天の声が「地獄のお題」と漏らすと、芸人たちは「いける？」「俺はやらない」と出番を押し付け合った。

　それを無言で見ていたゆりやんは「あの……」と静かに挙手し、「私のネタを勝手にやって、“地獄のお題”って言われてますけど……」としょんぼり。そして「なにも悲しくないのに、涙が出てきて……」と大粒の涙を流した。

　これに濱家は「俺らが『お前行け！』『イヤや』って言い合うのもイヤやったんやろうな。お前の気持ちを考えられなくてゴメンな」と慌てて謝罪。盛山も「これで世界に行ったのにな」と慰めたものの、ゆりやんは「みんなの優しい言葉でも涙が出てくる」とさらに涙が止まらなくなってしまう。

　ゆりやんを慰めるため、このお題に立候補した濱家は「お前のネタ、“地獄”じゃないことを証明してくるからな」と言い残すと、ゆりやんは「ほっとけ！」と一蹴。その変わりようで笑いを誘った。

　ともにこのお題に挑戦する盛山と和田まんじゅうも、ゆりやんの前で意気込むも、まったく同じ衣装で同じ楽曲のダンスを3人連続で披露するという芸人泣かせのお題に「“M-1”のせり上がりより緊張してきた」と戦慄。トップバッターの盛山が挑戦すると、ダンス中にクスクス笑う声が響き渡り、リリーは「かわいそう！」と同情。盛山も「最悪最悪最悪……」と嘆き、下を向いていた。