東野圭吾氏のミステリー小説『ゲームの名は誘拐』WOWOWで連続ドラマ化 全4話で放送・配信

2002年に刊行された小説家・東野圭吾氏のミステリー小説『ゲームの名は誘拐』が、WOWOWにて連続ドラマ化されることが28日、分かった。24年初夏、全4話で放送・配信されることが決定した。

東野圭吾『ゲームの名は誘拐』(光文社文庫刊)
東野圭吾『ゲームの名は誘拐』(光文社文庫刊)

原作のキャラクターや物語の軸はそのまま、平成初期の時代背景を令和の時代感にアップデート

 2002年に刊行された小説家・東野圭吾氏のミステリー小説『ゲームの名は誘拐』が、WOWOWにて連続ドラマ化されることが28日、分かった。24年初夏、全4話で放送・配信されることが決定した。

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 原作は、これまでに100冊以上の作品を発表し、その国内累計発行部数は1億部以上に及ぶ日本ミステリー小説界の巨匠・東野氏の同名小説。

 主人公である広告代理店の敏腕プランナー・佐久間駿介が、手掛けていた大型プロジェクトから突如降板させられたことを機に、自分を引きずり下ろした大企業の副社長に一矢報いるため、その娘と共謀して狂言誘拐を企てたことから始まるミステリーだ。03年に一度実写映画化され、20年には本作を原案としたドラマが中国で制作されるなど、長年にわたり多くのファンを魅了してきた人気作である。

 今回の連続ドラマ化にあたり、原作のキャラクターや物語の軸はそのまま、平成初期の時代背景を令和の時代感にアップデート。新たな魅力を携えての連続ドラマ化となる。

 本作の見どころは、佐久間と娘を取り戻したい副社長との一進一退の“攻防戦”と、ともに誘拐事件を遂行するうちに佐久間と娘の間で育まれるいびつで危険な“恋愛模様”。憎き敵の愛娘を味方につけ、順調に滑り出したかに思われた佐久間の“誘拐ゲーム”は、やがて想定外の展開を見せていく……。主人公の佐久間は、優秀でプライドが高く、セクシーでミステリアスな人物。仕事も恋愛も“ゲーム”と捉え、クリアすることに快感を覚える自己愛の強いタイプでもある。キャスト陣は今後随時解禁される。

 東野とWOWOWのタッグは、21年の連続ドラマ『さまよう刃』以来3年ぶり9作目。脚本は『SUITS/スーツ』(フジテレビ)、『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日)をはじめ、WOWOWでは23年に放送された『連続ドラマW ギバーテイカー」を手掛けた小峯裕之氏が担当する。

 監督は同じく『連続ドラマW ギバーテイカー』や『連続ドラマW シャイロックの子供たち』(22年)、『連続ドラマW 空飛ぶタイヤ』(09年)ほか数々のWOWOWドラマを手掛ける鈴木浩介氏が務める。

 以下、プロデューサー大原康明さんのコメント全文。

「初めて原作を読んだときは予想もしなかった衝撃の展開に、椅子から転げ落ちるほどの衝撃を受けました。20年以上前に東野圭吾先生が執筆された作品ですが、現在でもまったく色褪せることのない魅力を放ち続けています。ミステリーやスリリングな展開、裏切り、そして、ラブロマンス、など、原作の魅力と衝撃をどうすれば映像で届けられるか。『連続ドラマW』を数々手掛けてこられた鈴木浩介監督や脚本・小峯裕之さんの手腕をはじめ、キャストとスタッフ一同が懸命に挑みました。主人公・佐久間駿介役を務めるキャスト情報も近日発表を予定しています。頭脳明晰で危険な魅力あふれる佐久間役にぴったりだと確信しています。ぜひ、ご期待ください!」

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