すみだ水族館、チンアナゴやペンギンの大きさで「三密回避」を表現 15日より営業再開
東京都では11日に新型コロナウイルスによる警戒情報「東京アラート」が解除され、休業要請の緩和措置は「ステップ2」から12日に「ステップ3」に移った。人気観光スポット、東京スカイツリーにある「すみだ水族」は15日より営業を再開。チケット販売窓口やショップのほか、館内でのソーシャルディスタンス(社会的距離)を確保し、飛沫防止のビニールシートの設置や従業員によるフェイスガードの着用など、新型コロナウイルスの感染防止対策のほか、館内での「三密回避」と「衛生管理」対策の取り組みとして、「スリーペンギンズディスタンス」を実施する。
ソーシャルディスタンスを確保するため、いきものの大きさで表現したラバーマットなどを設置
東京都では11日に新型コロナウイルスによる警戒情報「東京アラート」が解除され、休業要請の緩和措置は「ステップ2」から12日に「ステップ3」に移った。人気観光スポット、東京スカイツリーにある「すみだ水族」は15日より営業を再開。チケット販売窓口やショップのほか、館内でのソーシャルディスタンス(社会的距離)を確保し、飛沫防止のビニールシートの設置や従業員によるフェイスガードの着用など、新型コロナウイルスの感染防止対策のほか、館内での「三密回避」と「衛生管理」対策の取り組みとして、「スリーペンギンズディスタンス」を実施する。
この取り組みでは、客同士の近接機会を低減するためのソーシャルディスタンスを確保するため、チケット売り場の床面に、館内で暮らすいきものの大きさで表現したラバーマットを設置。順番待ちをしながら、ペンギン3羽分やチンアナゴ7匹分など、いきもののサイズを体感することができる。
また、館内の水槽前の床面には、観覧する際の間隔目印として、「水のゆらめきを表現した水紋」や「ペンギンの足あと」のフロアシートを貼付。水紋の中やペンギンの足あとの位置に身を置くと、自然に人との距離を取ることができる仕組みとなっている。
なお、「スリーペンギンズディスタンス」という取り組み名には、休館中の4月に誕生した3羽の“マゼランペンギン”の赤ちゃんに健やかに成長してほしいという願いと、当館で暮らすいきものに親しみを持ちながら、感染防止対策に協力してもらえたらという思いが込められている。
そのほか、入館時にはサーモグラフィーカメラによる検温を実施。いきものをより身近に感じることができるよう、ペンギンやオットセイを検温する様子や、ペンギンたちがプールから出てきた際の温度の変化などを表す「みんなで検温」の掲示物がエントランスに設置される。