黒柳徹子、芸能生活70年で一般人と初ティーチイン 対面したファン続々号泣

司会者でタレントの黒柳徹子が14日、都内で行われたアニメーション映画『窓ぎわのトットちゃん』の公開御礼ティーチイン付き舞台あいさつに、八鍬新之介監督とともに登壇。人生初のティーチインに臨み、一般来場者らと交流を温めた。

舞台あいさつに登場した黒柳徹子【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登場した黒柳徹子【写真:ENCOUNT編集部】

子どもには頭から出したアメをプレゼント

 司会者でタレントの黒柳徹子が14日、都内で行われたアニメーション映画『窓ぎわのトットちゃん』の公開御礼ティーチイン付き舞台あいさつに、八鍬新之介監督とともに登壇した。人生初のティーチインに臨み、一般来場者らと交流を温めた。

 同作は、黒柳が自身の幼少期を描いた自伝的作品の映画化作品。落ち着きがないことを理由に小学校を退学させられたトットちゃんは、電車が教室の一風変わった学校・トモエ学園に通うことに。小林校長先生らと出会い、トットちゃんの人生が変わり始める……、というストーリーが展開される。

 今回のイベントでは、黒柳が同映画を約500人の観客と一緒に鑑賞。上映後に、選ばれた観客と映画の感想を語り合った。ティーチインは「70年も芸能界にいるんですけど、初めてです」とほほ笑み、いざスタート。

 1組目として壇上に上がったのは、お母さんと小学2年生、4年生の姉妹の3人。お母さんは黒柳を間近にして、感激のあまり、顔を隠して大号泣する一幕も。姉妹のうちの1人が「お母さんから、頭にアメが入ってるって聞いたんですけど、今も入ってるんですか?」と質問を投げかけると、黒柳は無言で右手を頭に当て、アメを手渡しでプレゼントした。

 2組目は夫婦が登場。原作ファンだという奥さんも黒柳を前に、同じく涙した。

 3組目の4歳の少女は「大好きだよ」と発言。黒柳は「私のこと大好き? うれしい。そうおっしゃっていただけると」とニッコリ。さらに少女が「ドレスかわいいね」と言うと、黒柳は「なるたけかわいくしようとしています」と再びほほ笑んだ。その後、少女がソファの上で自由奔放にふるまうと、黒柳が静かな口調で「ちょっとあなた、静かにしなさい」とたしなめ、会場の笑いを誘った。

 4組目の女性客から、同原作を書いた理由を問われて黒柳は「小林校長先生のことを書きたかった。そういう校長先生がいたということを、後の世になって(世間の人々が)読んでくださって、『こういう先生いいな』と思って、『そういう先生になろう』と思ってくれたらどんなにいいだろうと思って」と明かした。

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