宮沢氷魚&新木優子、1月期日曜劇場に出演 日曜劇場初出演の新木は魔性のフルート奏者

俳優の西島秀俊主演を務めるが2024年1月期のTBS系連続ドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(日曜午後9時)に宮沢氷魚、新木優子が新たに出演することが5日、決まった。

新木優子(左)と宮沢氷魚【写真:(C)TBS】
新木優子(左)と宮沢氷魚【写真:(C)TBS】

西島秀俊主演、娘役に芦田愛菜…宮沢はスーパーポジティブなトランぺッター

 俳優の西島秀俊主演を務めるが2024年1月期のTBS系連続ドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(日曜午後9時)に宮沢氷魚、新木優子が新たに出演することが5日、決まった。

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 本作は、金曜ドラマ『凪のお暇』(19年)、『妻、小学生になる。』(22年)などを手がけた脚本家・大島里美氏によるオリジナルストーリー。人の心の内側を丁寧に描き出す大島氏が初めて日曜劇場作品を担当する。

 そして、本作の劇伴を担当するのは『テセウスの船』(20年)、『日本沈没―希望のひと―』(21年)をはじめ多くの作品の劇伴を手がけている作曲家、音楽プロデューサーの菅野祐悟氏。近年はメディアを通した作曲活動とは別に、「生の音楽を聴いてほしい」という強い思いから、オーケストラによるコンサート活動も行っている。さらに、本作のオーケストラを全面監修するのは、東京音楽大学教授であり、日本クラシック界をけん引している世界的指揮者の広上淳一氏。また、オーケストラの演奏部分は東京音楽大学が全面バックアップする。

 主演の西島秀俊が演じるのは20代の頃から海外で活動し、数々の有名オーケストラと共演してきた才能あるマエストロ(指揮者)・夏目俊平。大好きな音楽に対して常にアパッシオナート(情熱的)に向き合い、その情熱はいつも演奏家たちの眠っていた情熱を呼び覚まし、火を灯していた。しかし、音楽以外の能力はゼロで家事は何一つできないポンコツ。超マイペースかつ天然な男でもある。5年前に起きた“ある事件”をきっかけに家族は俊平のもとを去り、俊平自身は音楽界から離れていたが、日本のとある地方の廃団寸前の市民オーケストラの指揮をするために数十年ぶりに帰国する。

 そんな俊平の娘・響を演じるのは芦田愛菜。父親とは真逆で音楽を嫌い、音楽の無い人生を送っていた響は、5年前の“ある事件”をきっかけに父と決別していた。ところが父が突然帰国することになり、気まずい同居生活が始まる。

 そしてこのたび、俊平が指揮をとる廃団寸前の市民オーケストラ・晴見フィルハーモニーに絡んでいく人物役で宮沢氷魚、新木優子の出演が決定した。

 宮沢は金曜ドラマ『コウノドリ』(2017年)で俳優デビューし、いまドラマや映画に引っ張りだこの人気俳優。22年に映画『騙し絵の牙』で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したほか、出演映画で数々の受賞歴を誇る。今年4月期の日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』では無差別連続爆破事件の犯人役で強烈なインパクトを残した宮沢だが、今作で演じるのはスーパーポジティブなトランペッター・森大輝(もり・だいき)だ。大輝は小学生のころから吹奏楽部で活動し、練習も人一倍熱心。しかし、音程はすこぶる怪しく、感情がそのまま音に出てしまうため晴見フィルの演奏を台無しにすることも。また、普段は市役所の観光課に勤務していて、響とも職場仲間として次第に関係を深めていく。

 新木は08年に芸能界デビュー、15年に“ブレイクの登竜門”と言われる「ゼクシィ8代目CMガール」に抜擢され話題に。俳優業やモデル、CM、バラエティ番組への出演などマルチに活躍している。TBSドラマへの出演は18年7月期金曜ドラマ『チア☆ダン』以来2度目、日曜劇場への出演は今作が初となる。

 本作で演じる役どころは、オーケストラの和を乱す魔性のフルート奏者・倉科瑠李(くらしな・るり)。プロのオーケストラで活躍するフルート奏者だが、恋愛絡みで事件を起こして数多のオケをクビになってきた。狙った獲物は決して逃がさない通称“カルメン”。俊平に出会い、自分にまったく振り向かない彼の心を射止めようと燃える。ある意味、本作で最もアパッシオナートなキャラクターである。

■コメント

<森大輝役 宮沢氷魚>
TBSドラマにレギュラー出演するのは2017年の『コウノドリ』以来なので、出演が決まったときは喜びでいっぱいでした。日々撮影をしている中で、音楽が持つ力や包容力に魅了されています。家族愛や友情といった様々な関係を音楽が紡いでくれます。この作品をご覧になってくださった皆さんが、日曜日の夜に笑顔になっていただけたら幸いです。

<倉科瑠李役 新木優子>
初めて台本をいただいたとき、なんて素敵なストーリーなんだろう!と感動しました。ファミリーの温かさ、仲間と作り奏でる音楽の素晴らしさの表現がとても素敵で、活字で読んでいるのに耳元で、時には繊細で時には大胆な音楽がキャラクターの感情に乗って聞こえてくるような感覚でした。この作品が奏でるストーリーの一部になれることがとてもうれしいです。個人的に憧れていた楽器のフルート。精一杯頑張ります!

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