『ドラえもん』に『オバケのQ太郎』…藤子不二雄作品のファミコンソフトは難易度が激高!?

漫画家コンビ・藤子不二雄(藤子・F・不二雄氏と藤子不二雄A氏のコンビ)は、『ドラえもん』や『オバケのQ太郎』(いずれも小学館)など昭和を代表する数々の人気漫画を描き上げた漫画家だ。また、ファミコン時代にゲーム化された作品も多い。そこで今回は、藤子不二雄作品でファミコンゲーム化されたものを紹介する。

『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』【写真:ENCOUNT編集部】
『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』【写真:ENCOUNT編集部】

ファミコンソフトでも愛される藤子アニメ

 漫画家コンビ・藤子不二雄(藤子・F・不二雄氏と藤子不二雄A氏のコンビ)は、『ドラえもん』や『オバケのQ太郎』(いずれも小学館)など昭和を代表する数々の人気漫画を描き上げた漫画家だ。また、ファミコン時代にゲーム化された作品も多い。そこで今回は、藤子不二雄作品でファミコンゲーム化されたものを紹介する。

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 まず取り上げるのは、1986年12月にハドソンから発売されたアクションアドベンチャーゲームの『ドラえもん』。本作は開拓編・魔境編・海底編の3ステージ構成になっており、とりよせバッグや通りぬけフープなどの『ドラえもん』でおなじみのひみつ道具を使ってゲームを進める。本作では、特定の場所で攻撃すると、隠しドアやアイテムが登場する仕掛けや、ジャイアンを連れた状態で2Pコントローラーのマイクに向かって叫ぶと、1度だけどんな敵でも全滅させられる裏技など、遊び心のある演出が多数隠されていた。

 1つの作品でアクションやシューティングを楽しめる本作に、「それぞれのステージ構成要素やBGMが最高だった」「ファミコンソフトで1番遊んだ記憶がある」など、当時を振り返るプレイヤーのコメントが上がっていた。

 続いて86年3月にハドソンより発売された『忍者ハットリくん 忍者は修行でござるの巻』をピックアップしよう。本作はハットリくんが画面右側に向かって進んでいく、横スクロールタイプのアクションゲーム。ハットリくんのジャンプ力が低く、滞空時間も短いというのが難易度を高くしているポイントだ。

 ほかにも特定の場所でのジャンプによって敵がアイテムに変わる仕掛けや、原作のように忍術を使える点も見逃せない。水上を移動できる水ぐもの術や一定時間敵の攻撃を受けなくなる霧隠れの術などがあり、多くの子どもを虜(とりこ)にした。

 ステージクリア後のボーナスステージでは、ハットリくんの父上が登場してちくわを投げてくる。しかし、なぜか鉄アレイも一緒に投げてくるためネット上では「平然とした顔で鉄アレイを投げる父上が面白い」「ボーナスステージをやりたくて夢中にプレイしたゲーム」などの声が上がっている。

 最後に紹介する『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』は、85年にバンダイから発売されたアクションゲームだ。Q太郎がステージ最後にいる友達に届け物をしたり、敵を倒したりしながらステージクリアを目指す。

 Q太郎が移動するにはパワーが必要で、パワーの源である食べ物はステージを進んでいくにつれて少なくなる。Q太郎のパワー温存が、ゲーム攻略のカギなのだ。

 さらに攻撃速度が早い敵もいるため、多くのプレイヤーは苦戦を強いられたようだ。しかも、本作はコンテニュー不可で、ゲームオーバーになったら最初からやり直しになってしまう。ネット上でも「難しすぎて、クリアを断念した数少ない作品」「難易度が高くて心が折れた」といった声は少なくない。

 昭和時代に多くの人を惹きつけた藤子不二雄作品のファミコンソフトたち。今後もレトロゲームとして語り継がれていくかもしれない。

次のページへ (2/2) 【写真】『オバケのQ太郎』&『忍者ハットリくん』の実際のプレイ画面
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