お笑いコンビ・野性爆弾のくっきー！が2日、都内で行われたDMM TVオリジナルドラマ『EVOL（イーヴォー）～しょぼ能力で、正義を滅ぼせ。～』（11月3日より独占配信）の完成披露試写会に、トリプル主演の青木柚、伊礼姫奈、服部樹咲、共演の安田顕、メガホンをとった山岸聖太監督、原作者のカネコアツシ氏とともに出席した。

　漫画家・イラストレーターのカネコアツシによるコミック「EVOL（イーヴォー）」を実写ドラマした本作。世界に絶望して自殺を図り、病院で目覚めると、ヒーローと呼ばれる“正義の味方”しか持ち得ないはずの不思議な「異能力」が宿っていた3人の少年少女が、自分たちを拒絶した世界の破壊をもくろんで暗躍する姿を描く。

　応援ゲストとして、本作に登場する街の平和を守るヒーロー・ライトニングボルトをイメージしたコスチュームで登場したくっきー！だったが、登場早々に会場から笑いが起き、ズレ下がるズボンをグイッと上げると、安田から「ちょっとライトニングボールがNGなので」とツッコミが飛んで会場を沸かせた。

　改めて、同衣装について聞かれたくっきー！は「楽屋に置いてあったんです。ちゃんとしたバキバキのやつもあったから、それを着られると思ったら、衣装さんがこの布切れを……。あっち（ちゃんとした衣装）は小さかったですわ」と苦笑し、着心地を追求されると「だから布切れやっ！　あのバキバキのを着られたらまたちゃいますけど布切れやから」と声を荒らげた。

　そんなくっきー！は原作者・カネコ氏の大ファンだそうで「20年くらい前からで、『BAMBi』って漫画がありまして、そこから大ファンになりました」と打ち明け、ドラマ化されたことも「うれしかった」と喜んだくっきー！は「めちゃめちゃ（主演の3人の演技が）うまかったですね。かっこいいのがそのまま描かれている感じで、みなさんホンマすばらしかったです」と出演者を絶賛した。

　イベントでは、そんな3人のキービジュアルをくっきー！が模写して披露する一幕もあり、くっきー！のファンだという主演の3人が期待を寄せる中、安田大サーカスのイラストを描いて3人をがっかりさせ、逆に原作者のカネコ氏からイラストをプレゼントされると「すげー！　めっちゃうれしい。どういういただき方ですか？　データですか？　プリントですか？」と大喜びしたが、イベント終了後に2人のイラストを並べて展示されることが明かされると「勘弁してくれよ！」と頭を抱えた。