今年はウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年。開催中の「ジャパンモビリティショー 2023」（26日開幕～11月5日まで、東京ビッグサイト）では、ディズニーとコラボした夢の車が登場し、話題になっている。

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　特別モデル「DA VINCI6.0〈DISNEY100〉EDITION」をリリースしたのは、岐阜に本社を構えるトイファクトリーだ。イタリア・フィアットの車デュカトをベースにしたキャンピングカーで、いたるところにディズニーの世界観がちりばめられている。

　限定5台で価格は2023万円から。販売は抽選で、申し込み金と注文書が必要なエントリーを25日から開始した。同日はプレスデーで、車を見たディズニー好きのメディア関係者が早速、エントリーを済ませたという。

「キャンピングカーはもちろん、ディズニーのファンの方がすごくて、プレスの方なんですけど、その場で申し込みをされました。どうしても欲しいということで」（担当者）

　こだわりは数多い。全体の雰囲気は、昔の映画館をイメージ。室内の上部収納には、『蒸気船ウィリー』やミニーマウス、プルート…とフレンズの初期キャラクターアートがその登場順に現れ、照らし出される仕掛けもある。

「いろんなところが特別。シートや家具も違う」

　中でも、担当者がイチオシに挙げたのが、側面のスライドドアを開けるときの瞬間だ。

「ドアにはストライプが入っているんですけど、（創業）当時のスケッチブックの色を表現している。そこから開けると、当時のミッキーマウスのスケッチが出てくる。まるで絵本を広げるような気持ちになります」

　ラグジュアリーかつ遊び心も満載。もちろん、キャンピングカーとしての機能も申し分ない。定員は4人（就寝時2人）で、ベッドマット、シャワー、トイレ、冷蔵庫、電子レンジ、エアコン、テーブル、キッチン、大型ベンチレーター等を標準装備している。ディズニーの仲間たちと、プレミアムなドライブの旅に出発することができる。

　同社とディズニーのコラボは、昨年の「トイ・ストーリー」に続き2回目。トヨタ・ハイエースをベースにした車両価格は900万円前後で、限定30台が完売した。