貴島明日香、今後大学進学の可能性「気持ちはある」 美大進学諦めた過去

モデルでタレントの貴島明日香が10日、都内で行われた公益財団法人公益推進協会 アディーレ未来創造基金「#奨学金返済 支援プロジェクト」の記者発表会に出席した。

イベントに登場した貴島明日香【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登場した貴島明日香【写真:ENCOUNT編集部】

5人きょうだい「あんまり裕福な家庭ではなかった」

 モデルでタレントの貴島明日香が10日、都内で行われた公益財団法人公益推進協会 アディーレ未来創造基金「#奨学金返済 支援プロジェクト」の記者発表会に出席した。

 貴島は「小学校のときからパソコンに触れるのは好きだった。グラフィックデザインとか、そういう職業になりたいなって、ふわって思っていました」と幼い頃の夢を紹介。美術大学などに進学を考えたが、5人きょうだいで金銭面に不安があり「あんまり裕福な家庭ではなかった」とし、進学は諦めた過去があるという。

 大学進学を諦めた一方で、貴島は芸能界へ進むことになり、19歳で上京する。「とにかく昔から引っ込み思案で、家でパソコンを触っている子だった。自分に自信がなかった。自分を変えたい、自信を持ちたいと思ってこの世界に飛び込んだ」と明かした。

 上京後、挫折しそうになったこともあったが、母の「帰る場所はいつでもあるから怖がらずにやりたいことをやりきってから帰ってきなさい」という言葉に支えられ、「改めて頑張ろうって気持ちになった」と回想。その後臨んだオーディションでは、見事合格となり、「人生を変えてくれた番組のオーディションに受かることができた。母の言葉がなかったら、ここに立っていないのでは」と感謝した。

 貴島は「いま好きなお仕事して夢がかなっている」と充実の日々を送っているが、かつて諦めた大学進学について「19歳で上京したとき考えたのは『大学は大人になっても行けるだろう』って。これからやりたいことがもし見つかれば、大学進学やってみたいなって気持ちはある」と今後挑戦する可能性を示唆した。

 アディーレ未来創造基金は、奨学金返済を要因とする経済的不安があることで留学や転職、起業など夢の一歩を踏み出せずにいる若者を支援するプロジェクト。2人の兄、2人の妹がいる貴島は「一番上の兄と一番下の妹が奨学金を受けた」といい、「4番目のきょうだいは一番下の妹を進学させてあげたいから大学進学を諦めたって、この間初めて聞いた。びっくりした」と打ち明けた。

 会見にはお笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳、同プロジェクトのイメージキャラクターを務める白本彩奈も参加した。

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