亀田和毅、フェザー級初戦でまさかの敗戦 手数が出ず判定負け…セコンドには父・史郎氏が16年ぶりに復帰

元世界2階級王者で同級5位・亀田和毅(TMK)が同級12位レラト・ドラミニ(南アフリカ)に判定負け。フェザー級転向初戦を勝利で飾ることはできなかった。またセコンドには父・史郎氏がついた。史郎氏は実に16年ぶりの現場復帰。和毅の戦績は40勝4敗。

レラト・ドラミニ(左)と対戦した亀田和毅【写真:徳原隆元】
レラト・ドラミニ(左)と対戦した亀田和毅【写真:徳原隆元】

IBF世界フェザー級2位決定戦でドラミニに敗戦

ボクシング興行「3150FIGHT vol.7 ~拳闘士はゲンコツで語る~」(7日・大田区総合体育館=ABEMAで全試合無料生中継)メインイベント、IBF世界フェザー級(57.1キロ)2位決定戦 12回戦

 元世界2階級王者で同級5位・亀田和毅(TMK)が同級12位レラト・ドラミニ(南アフリカ)に判定負け。フェザー級転向初戦を勝利で飾ることはできなかった。またセコンドには父・史郎氏がついた。史郎氏は実に16年ぶりの現場復帰。和毅の戦績は40勝4敗。

 和毅は冷静な立ち上がり。しっかりとガードを固めながら戦うが、手数が出ない。互いに決定打のないままの展開に、会場のファンからは「トモキ、いけ~!」「手を出せ!」の声が。終盤、ようやく手が出始める。10Rにはボディーで相手がダウンしたように見えたが、これはスリップだった。またこのRでドラミニが右目の上をカット。これは和毅のヒッティングによるものだった。しかし最後まで有効打はなく、判定の結果、破れた。

 亀田3兄弟の末弟で32歳の和毅は2013年のWBO世界バンタム級王座を獲得。18年にWBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦で勝利し、2階級制覇を達成した。一時、興毅ファウンダーが2021年3月に設立したジム「3150ファイトクラブ」に所属していたが、同年8月に拠点をラスベガスへ。昨年3月付けで同ジムとの契約を解除し、「TRYBOX平成西山ジム」所属に。昨年12月には自身が立ち上げた「TMK GYM」に移籍していた。
 
 今回から再び兄弟でタッグ。フェザー級に昇級し、世界3階級制覇を目指し「3150FIGHT」のリングに初登場していた。

 またセコンドには父・史郎氏がつき、和毅にアドバイスを送った。史郎氏は2007年10月に次男の大毅が初めての日本人相手となる内藤大助戦で反則行為を繰り返すも敗戦。セコンドについていた史郎氏らが反則を指示していたとしてセコンドライセンスの無期限停止処分を受けた。

 さらに10年4月には長男・興毅が初黒星を喫したWBC世界フライ級統一戦後の発言をめぐりJBCから資格取り消し処分を受けていたが、7月に日本ボクシングコミッション(JBC)からトレーナーライセンスが交付され、現場復帰が可能となっていた。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください