業界最高権威のラーメン大賞が20日発表 豊洲に集結した各地の名店を記者が実食
「TRYラーメン大賞フェス2023」が4日、東京・豊洲のアーバンドックららぽーと豊洲で開催され、関東近郊の有名ラーメン店が一堂に集結。時折小雨の舞うあいにくの天気の中、温かいラーメンを求めて多くの人が足を運んだ。
一都三県にある「ラーメン専門店」が審査対象となる、ラーメン業界で最も権威ある賞
「TRYラーメン大賞フェス2023」が4日、東京・豊洲のアーバンドックららぽーと豊洲で開催され、関東近郊の有名ラーメン店が一堂に集結。時折小雨の舞うあいにくの天気の中、温かいラーメンを求めて多くの人が足を運んだ。
「TRYラーメン大賞」とは、講談社が発行するラーメン情報誌で発表されるアワードのこと。TRYとは「Tokyo Ramen of the Year」の略で、東京をはじめ神奈川・千葉・埼玉の一都三県にある「ラーメン専門店」が審査対象となる。2000年からスタートし今年で24回目を迎える同賞では、これまでに「六厘舎」「中華蕎麦とみ田」「らぁ麺飯田商店」など名だたるラーメン店が大賞に名を連ね、ラーメン業界で最も権威ある賞とされる。今年も今月20日の雑誌発売を持って各賞が発表される。
アワードにちなんだTRYラーメン大賞フェス2023では、今月22日まで、過去の出場店が週替わりで出店。9日までの第一弾では、「中華そば屋伊藤」「亀戸煮干中華蕎麦つきひ」「らあめん元」「釜玉中華そばナポレオン軒」「頑者」の5店が出店している。
記者が悩んだ末に実食したのは、2022年に新店汁なし部門に選出されたナポレオン軒の「釜玉中華そば」。初めて食べる釜玉中華そばは、麺と和える生卵やネギの他に、味玉とほぐしチャーシュー、メンマをたっぷりトッピング。汁なしと言いながらも、脂のうま味が染みたタレが多めにかかっており、“味変”コーナーにはニンニクやショウガの他、店主一押しの自家製シイタケ酢まで用意されている。何よりもうどんのような手打ちの極太ちぢれ麺が唯一無二の存在感を放つ一杯だった。
続いて選んだのは、2020年の名店にぼし部門に選出されたつきひの「秋刀魚煮干の中華蕎麦」。こちらも珍しいサンマから取ったというスープは、煮干やカツオと比べると脂の甘味が感じられ、パツパツのストレート細麺と相性抜群。今が旬の秋の味覚をぜいたくに味わえる一杯となっている。
この他、一部店舗では今ここでしか食べられないという限定メニューも。第一弾から第三弾最終日の22日まで、週替わりで各地の名店が出店する。