櫻井海音が日向坂46齊藤京子主演ドラマに出演 吉沢悠の息子役「泥臭くていい」

アイドルグループ・日向坂46の齊藤京子が主演を務めるテレビ朝日系で10月期に放送する連続ドラマ『泥濘の食卓』(土曜午後11時30分)に吉沢悠、櫻井海音が出演することが16日、発表された。

ドラマ『泥濘の食卓』に出演する櫻井海音(左端)と吉沢悠(右端)【写真:(C)テレビ朝日】
ドラマ『泥濘の食卓』に出演する櫻井海音(左端)と吉沢悠(右端)【写真:(C)テレビ朝日】

“パラサイト不倫”を描いたストーリー

 アイドルグループ・日向坂46の齊藤京子が主演を務めるテレビ朝日系で10月期に放送する連続ドラマ『泥濘の食卓』(土曜午後11時30分)に吉沢悠、櫻井海音が出演することが16日、発表された。

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 本作は、2016年に『悪い夢だといいのにな』で「第75回ちばてつや賞」大賞に輝いた新進気鋭の漫画家・伊奈子氏による話題作『泥濘の食卓(ぬかるみのしょくたく)』が原作。主人公の女の子がバイト先の店長との不倫をし、さらには店長の息子、そして店長の妻にまで近寄っていく。純粋すぎるがゆえ、真っすぐな愛が狂気へと変わった想いが、愛する相手の家庭へと徐々に寄生していき、やがて泥濘へと引きずり込んでいく、かつてない“パラサイト不倫”を描いたストーリーとなっている。

 現代劇から時代劇、硬派な役からダメ男役など、これまで出演してきた作品は数知れず、硬軟自在に演じる実力派俳優の吉沢が本作で演じるのは、深愛がバイトをするスーパーの店長で、不倫相手となる那須川夏生。人当たりが良く、誰にでも優しく接する那須川に、バイトとして入ってきた深愛が好意を抱くようになり、いつしか深い関係に。そんな中、不倫しながらも大切に思っている妻が病気を患ってしまい、一度は深愛に別れを切り出すが…。

 かつてはイケメンだったであろう面影を残しつつも、現在は髭を生やし、白髪交じりの疲労感や哀愁を感じさせる那須川を演じる吉沢は、「不倫をしているおじさんという役のオファーをいただきましたが、なぜ今この話が来ているのかと考えた時に、『今の年齢だからできること』なんだろうなと思いました。挑戦する気持ちでこの役に挑みたいです」と意欲たっぷりに語った。

 一方、櫻井が演じるのは、那須川のひとり息子で、スーパーで出会った深愛に引かれていく高校生・那須川ハルキ。2020年に若者から人気を集める恋愛リアリティ番組『オオカミくんには騙されない』の出演を機に一気に注目を集めた櫻井は、その後もさまざまなドラマや映画で活躍。直近では放送中の『VIVANT』(2023年)で堺雅人演じる主人公の若い頃を熱演したことで大きな話題をさらうなど、今最も勢いのある人気若手俳優だ。

 確かな実力を持つ櫻井が今回挑むハルキは、幼なじみから受けるクレイジーな愛情が原因で不登校になってしまったり、父とただならぬ関係と知っても深愛に思いを募らせていったりする人物。「ちょっとダークというか、闇を抱えた人物」で、櫻井にとって新境地に。でも、「(ハルキは)けっして“まとも”とは言えないんですけど、一方で、そこがすごく人間っぽくて、泥臭くていい」とハルキの印象を語った。

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