玉川徹氏「テレビは恥じなければいけない」 ジャニー氏性加害を見過ごしてきた報道姿勢を反省

元テレビ朝日社員の玉川徹氏が8日、テレビ朝日系『モーニングショー』(午前8時)に出演し、7日に行われたジャニーズ事務所の記者会見に言及した。同事務所のジャニー氏による性加害問題を調査した「外部専門家による再発防止特別チーム」が「マスメディアの沈黙が被害を拡大させた」の見解に触れ、記者会見で「その部分に関心を持って見ていました」などと語った。

テレビ朝日【写真:ENCOUNT編集部】
テレビ朝日【写真:ENCOUNT編集部】

テレビ朝日系『モーニングショー』で見解

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が8日、テレビ朝日系『モーニングショー』(午前8時)に出演し、7日に行われたジャニーズ事務所の記者会見に言及した。同事務所のジャニー氏による性加害問題を調査した「外部専門家による再発防止特別チーム」が「マスメディアの沈黙が被害を拡大させた」の見解に触れ、記者会見で「その部分に関心を持って見ていました」などと語った。

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 そして、「テレビは毎日、どんなことが(視聴者に)関心を持ってもらえるかを考えながらやっていいます。その中で、(ジャニー氏の性加害問題は)触れてはいけない空気はあったんじゃないかと思います」と指摘。「喜多川氏の性加害については、『自分の仕事ではないんじゃないか』と思い、見過ごしてきました」と反省した。

 さらには3月のBBC報道からジャニー氏の性加害問題が再注目され、ジャニーズ事務所が初めて事実を認めて謝罪したことに触れ、「テレビは恥じなければいけない」「やりにくい雰囲気とか、こんなことが続いたら報道機関と言えなくなります」などと言い切った。

 特別チームが8月29日に、ジャニー氏性加害についての調査報告書でメディア側の責任を指摘した後、テレビ各局が声明を発表。7日の会見後も新たな声明を出し、テレビ朝日は「被害者の方々、再発防止特別チームの報告書、視聴者の皆様からのご意見、ご指摘を重く受け止め、今後の放送に生かすとともに、人権尊重を明確に掲げて事業活動を行ってまいります」とコメントした。

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