【ブギウギ】宮本亞門、連続テレビ小説初出演 破天荒な作詞家役「吐きそうなくらい緊張」

演出家の宮本亞門が4日、2023年度NHK後期連続テレビ小説『ブギウギ』の新たな出演者として発表された。

宮本亞門【写真:(C)NHK】
宮本亞門【写真:(C)NHK】

演技指導がしにくくなるため、自分の演技を避けるも「あえてカメラの前に」

 演出家の宮本亞門が4日、2023年度NHK後期連続テレビ小説『ブギウギ』の新たな出演者として発表された。

 10月2日放送スタートの同作は大阪の下町の銭湯の看板娘として育つ花田鈴子(趣里)がヒロイン。小さな頃から歌って踊るのが大好きで、道頓堀にある梅丸少女歌劇団(USK)に入団する。やがて、歌の才能を発揮し始めた鈴子は、歌手の道を歩み始め、戦後のスターとなっていく生涯を描く。実在の人物である笠置シヅ子さん(1914~85年)をモデルに、波瀾(はらん)万丈の物語をフィクションとして大胆に再構成する。

 宮本は今回が連続テレビ小説初出演。破天荒な作詞家の藤村薫を演じる。出演決定に対してのコメントは以下の通り。

「演出家になって自分が演じることは極力避けてきました、これから演技指導がしにくくなるからです。演出家の蜷川さんが『今でも俳優時代の下手な演技を揶揄される。演出家は演技を映像で見せないほうがいい』と忠告されたのもその一因です。

 でも笠置シヅ子さんの大ファンの僕は、あえてカメラの前に立ちました。笠置さんに惹かれる理由は、宮本家が同じ香川県出身であることや、母と同じ松竹歌劇団に入団していたこと、それに戦前、戦後と日本中にジャズで元気と希望を与えてくれたからです。正直、僕のカメラ前での演技は吐きそうなくらい緊張し硬直してましたが、共演者の趣里さん・草彅剛さんらキャスト、スタッフ皆さんのお陰でリラックスできました。この番組で視聴者の皆さんが朝、前向きな一時を迎えられ、ポジティブな喜びを感じられたら幸いです」

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