杉下右京×亀山薫『相棒season22』10月スタート 寺脇康文は帰還2年目「新鮮な気持ちで」

俳優の水谷豊が主演を務め、寺脇康文が共演するテレビ朝日系連続ドラマ『相棒』の新シーズン『相棒season22』が10月からスタートすることが31日に発表された。併せて、水谷と寺脇のコメントが解禁された。

『相棒season22』ポスター【写真:(C)テレビ朝日】
『相棒season22』ポスター【写真:(C)テレビ朝日】

おなじみのメンバーも登場

 俳優の水谷豊が主演を務め、寺脇康文が共演するテレビ朝日系連続ドラマ『相棒』の新シーズン『相棒season22』が10月からスタートすることが31日に発表された。併せて、水谷と寺脇のコメントが解禁された。

 本作は2000年にスペシャルドラマとして誕生して以来、濃密で骨太なミステリーの数々を世に送り出し、“国民的ドラマ”という地位を確立。前作『相棒season21』では、杉下右京(水谷)の初代相棒・亀山薫(寺脇)が“五代目”として帰還。約14年ぶりのコンビ復活は大きな話題をよび、初回拡大スペシャルでは個人9.8%、世帯17.3%という高視聴率を獲得した。23年1月25日には放送400回も突破している。

『season22』は、特命係が一人の女性に頼まれ、人探しをはじめるところから幕を開ける。やがてその謎の人物は日本を震撼させた重大事件とつながっていることが判明。特命係は危険な潜入捜査を進めていく。

 水谷は「到底、想像しきれない予想外の事態が起きるのが、『相棒』なんです。新シーズンでどんなことが起きるのか、我々もとても楽しみにしているんです」と、相棒ワールドへの期待を告白。

 再タッグから2シーズン目を迎える寺脇とのコンビについては「昨年は14年ぶりの再会で実際、撮影がスタートしたらどうなるんだろうと思っていたのですが、はじまってみると14年前と何も変わっていませんでした」と“自然な関係”を大切にしていることを明かしつつ、「寺脇くんとは気心も知れていますが、やはり撮影になるとお互いそれぞれの世界を持って、きちんと緊張しあっていい距離感で対峙できる。だから共演していて楽しいんです」と全幅の信頼を語った。

 一方、復活して2年目のシーズンに臨む寺脇は「今年は帰還して2年目ですが、新鮮な気持ちでイチから挑んでいきたい」とさわやかに決意を語ると、「俳優は“本番スタート”の声がかかるギリギリまで、もっと何かできることはないかと探し求め、その時々のベストを出す……。これは豊さんからの“教え”なのですが、僕は毎シーン、これを突き詰めていく。そこだけは絶対に変えないでいようと心に決めています」と意気込んだ。

 さらに『season22』でも、長年シリーズを彩ってきた名キャラクターたちは健在。狙うは自身の権力復活なのか、それとも組織の改革なのか……思惑が見えない警察庁長官官房付の甲斐峯秋(石坂浩二)、特命係を敵視する野心家の警視庁副総監・衣笠藤治(杉本哲太)、“鉄の女”の異名を持つ内閣情報調査室トップ・社美彌子(仲間由紀恵)など、おなじみの“食えない面々”が登場する。

 また、捜査一課の伊丹憲一(川原和久)、芹沢慶二(山中崇史)、出雲麗音(篠原ゆき子)や、「暇か?」でおなじみ、薬物銃器対策課・角田六郎課長(山西惇)ら作品世界に欠かせない存在たちも、特命係に存分にからんでいく。

 もちろん、小料理屋『こてまり』の女将・小出茉梨(森口瑤子)、薫の妻でジャーナリストの美和子(鈴木砂羽)もドラマに絶妙なスパイスを加える。

水谷豊、寺脇康文とは「緊張しあっていい距離感で対峙できる」

 水谷と寺脇のコメント全文は以下の通り。

○水谷豊

――昨年14年ぶりの再会を果たしましたが、どのような反響をいただきましたか。

「やはり『相棒』シリーズは亀山くんとはじまりましたから、“またあの2人が見られる!”と喜んでくださった方が多かったように思います。一方で、亀山くんとのコンビを新鮮に感じるみなさんもいらしたのではないかなと思いました」

――『season22』の撮影がはじまった、現在の心境を教えてください。

「毎年のことですが、“さぁはじまった! 逃げられないぞ”という覚悟のような思いがありますね。撮影だけで7か月間以上かかるのですが、今シーズン、我々はどんな事件、どんな犯人、どんな人たちと出会うのだろうと楽しみにしています」

――右京と薫の関係性について、どのように感じていますか。

「昨年の『season21』は14年ぶりの再会で、最初は実際、撮影がスタートしたらどうなるんだろうと思っていたのですが、はじまってみると14年前と何も変わっていませんでした」

――水谷さんと寺脇さんの普段の関係性についてはどう変わりましたか。

「こちらも変わってないですね。待ち時間に2人で交わす会話も、シリーズ誕生当時と何ら変わってないんです。何なんでしょうか、この変わらなさ加減は……(笑)。ご存知のように、寺脇くんとは長く一緒に仕事しているので気心は知れていますが、やはり撮影になるとお互いそれぞれの世界を持って、きちんと緊張しあっていい距離感で対峙できる。だから今回も共演していて楽しいんです」

――右京のキャラクターについて、今、どのようにとらえていますか。

「これもまったく同じで、右京に関して意識して変えたことはないですね。シリーズも20年を超え、僕が『相棒』以外で過ごしてきた“何か”もにじみ出ると思いますし、変わるところは自然に変わっていくことでしょう。僕自身、右京という人物に好きなところがひとつあるのですが、それは“彼の正義”を貫いていること。彼の正義とは、犯人を捕まえることです。スタート当初からそうなのですが、右京は決してきれいごとは言わない。確か、亀山くんをだましてまで、犯人を追い詰める回もありましたよね。僕はそこに右京の価値観があると考えます。きれいごとや正論だけを振りかざす右京だったら、もっとつまらない男になっていただろうなと思います」

――『season22』は、どんなシーズンになりそうだと考えていますか。

「到底、想像しきれない予想外の事態が起きるのが、『相棒』なんです。新シーズンでどんなことが起きるのか、我々もとても楽しみにしているんです。客観的に見ると、それこそが『相棒』が続く理由ではないかと思っています」

○寺脇康文

――2シーズン目を迎える心境を教えてください。

「今年は帰還して2年目ですが、新鮮な気持ちでイチから挑んでいきたいと思っています。俳優は“本番スタート”の声がかかるギリギリまで、もっと何かできることはないかと探し求め、その時々のベストを出す……。これは豊さんからの“教え”なのですが、僕は毎シーン、これを突き詰めていく。そこだけは絶対に変えないでいようと心に決めています」

――右京と薫の関係性について、どのように感じていますか。

「昨シーズン、右京さんと14年ぶりに再会したわけですが、つい何か月間か会っていなかっただけ、のように思えましたね。14年経ったからとか2年目だからこうしようというものは僕らの中にはなくて、事件に向かう中で自然と関係性が浮き出てくる……。だから、意識しないでやっていこう、と話しています」

――水谷さんと寺脇さんの普段の関係性についてはどう変わりましたか。

「変わらないですね。ただ、僕自身はかつて“責任を持って主役をやってこい”と豊さんに送り出していただいたので、これまでの経験がきちんと亀山薫という役に生きればいいなと思っています」

――離れていた間に右京が変わったか、感じるところはありますか。

「右京さんって間違ったことは言わない人ですが、かといって壁を作るわけではなく、いいものは受け入れて、きちんと“いい”と言ってくれる。だからこそ、右京さんは僕が卒業したあとの3人の相棒それぞれに多少なりとも影響を受けているはずだと思うんです。それは離れていたから、感じるところでしょうか」

――『season22』は、どんなシーズンになりそうだと考えていますか。

「僕は初めて脚本を読む瞬間をとても大事にしていて、前もって次のストーリーがどんな設定かなど聞かないんです。1枚1枚ページをめくりながら、自分の内側からどんなイメージが出てくるか、先入観なく読み進めていきたい。だからどんなシーズンになるかというより、右京と薫に何が起こるのか、丁寧に脚本を読み込み、いいイメージがわくように自分も切磋琢磨していきたいと思っています」

次のページへ (2/2) 【写真】関係性は今も変わらず…水谷豊&寺脇康文の2ショット
1 2
あなたの“気になる”を教えてください