高橋ひかる、「美少女コンテスト」受賞者ゆえの葛藤「ふさわしい人間なのか迷った」

俳優の高橋ひかるが10日、都内で行われた「KAI Hat & Head-piece Competition 2023」のトークイベントに出席した。

イベントに参加した高橋ひかる【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに参加した高橋ひかる【写真:ENCOUNT編集部】

療養中に「ありのままの自分を考えた」

 俳優の高橋ひかるが10日、都内で行われた「KAI Hat & Head-piece Competition 2023」のトークイベントに出席した。

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「自分が殻を破ったと思った瞬間」をトークする場面で、高橋は「脱美少女コンプレックス」と回答した。高橋は12歳のとき、「第14回国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞し、芸能界入り。しかし、名だたる先輩を輩出している歴史あるコンテストゆえにプレッシャーを感じていたことを振り返った。

「コンテストのおかげで事務所に入れたし、お仕事につながる。そのお仕事先で『美少女コンテストでグランプリを獲得した』と紹介される。自分の名前よりも、何者なのかを説明する言葉が“美少女コンテスト”で、それがずっとつきまとった。名誉で誇れることですが、ふさわしい人間なのかすごく迷った」と吐露。

 また、「明るい性格でバラエティーが大好き。“美少女コンテスト”という言葉に自分の行動が小さくなってしまう。番組で元気に振る舞うと、『そんな無理しなくていいんやで』と言われてしまって、それが当時はコンプレックスだった」と本来の自分とのギャップに葛藤したという。

 そんな中、体調不良によって芸能活動を一時休業した。療養中に「本当にやりたいことや、ありのままの自分を考えた」といい、「どんどん変わっていいんだって振り切れたときがあった。受賞してから少しずつ成長する姿を見せられたらいいなって。受賞したことは大切な記憶ですが、自分らしくいようと思えた」と前向き思考に。現在は「美少女コンテストなんて知ってたまるものか! って」とすがすがしい笑顔を浮かべた。

「KAI Hat & Head-piece Competition」は、刃物メーカーである「貝印」が主催する帽子デザインコンテスト。この日、高橋は浴衣に帽子を合わせたスタイルで登場し、「帽子と合わせて涼しくてしっとりした感じ」とご満悦だった。

 同コンテストは今年で2回目。今回は「COME OUT OF YOUR SHELL」がテーマで、テーマに沿ったデザインを募集し、優秀賞を発表した。また、高橋は特別審査員を務め、「高橋ひかる賞」に選ばれた作品も発表した。

※高橋ひかるの「高」の正式表記ははしごだか

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