コロナは飛行機も殺した…米・世界最大の“飛行機の墓場”に数百の民間航空機が集積

米アリゾナ州にある世界最大のボーンヤード(飛行機の墓場)と言われるピナル・エアパーク。新型コロナウイルスの感染拡大によって旅行客が激減し、数百の民間航空機が同地に集められている。

米国では羽を休める航空機が急増している(写真はイメージ)【写真:Getty Images】
米国では羽を休める航空機が急増している(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

昨年4月比で米旅行客数は95%減

 米アリゾナ州にある世界最大のボーンヤード(飛行機の墓場)と言われるピナル・エアパーク。新型コロナウイルスの感染拡大によって旅行客が激減し、数百の民間航空機が同地に集められている。

 英紙「デイリー・メール」によると、昨年4月比で米旅行客数は95%減。デルタ航空やユナイテッド航空をはじめとする航空各社が旅客機の整備と保管のため、同地に航空機を集積させると同時に、何割かの機体はスクラップにされる運命にあるという。

 同地は第二次世界大戦中にオープンし、空軍基地として使われたあと、ベトナム戦争時はCIA(中央情報局)の空爆作戦の本部になっていた。滑走路の長さは約2100メートル。

 ただ航空機の保管という点で、同地は最適であるという。砂漠気候であるため機体が腐食しにくい利点があるばかりか、ハリケーンや竜巻が発生する可能性もほとんどないからだ。

 米フォックス・ニュースはピナル・エアパークの担当者の話として、「航空機が今後どれくらいの期間、ここに留まっているかは誰もわかりません。1年かもしれないし、2度と飛び立たない機体もあるかもしれません」と伝えた。

 ここで羽を休める航空機の数が減ってくれば、米経済が回り始めたことになるのかもしれない。ただある意味では、「コロナは飛行機も殺した」といえるかもしれない。

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(ENCOUNT編集部)

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