26歳・木戸大聖が連ドラ初主演「いつかはやりたいと」 佐藤健の少年時代役を好演で話題
俳優の木戸大聖が1日からスタートしたフジテレビ系『僕たちの校内放送』(火曜深夜24時25分)で連続ドラマ初主演を果たした。Netflixオリジナルシリーズ『FirstLove 初恋』で佐藤健演じる主人公の若き頃を演じて話題となった木戸にとって配信後初の地上波ドラマ出演。新たなスタートを前に心境を語った。
フジテレビ系『僕たちの校内放送』で連ドラ初主演
俳優の木戸大聖が1日からスタートしたフジテレビ系『僕たちの校内放送』(火曜深夜24時25分)で連続ドラマ初主演を果たした。Netflixオリジナルシリーズ『FirstLove 初恋』で佐藤健演じる主人公の若き頃を演じて話題となった木戸にとって配信後初の地上波ドラマ出演。新たなスタートを前に心境を語った。
同ドラマは、引っ込み思案で学校でも目立たない存在の放送部員・今野浩哉(こんの・ひろや=木戸)が、ひょんなことから仲間となる同級生たちとラジオを意識した番組で校内放送を盛り上げていく友情・青春・ラジオが詰まった“校内放送青春群像劇”。青春ドラマの要素が詰まった完全オリジナルストーリー。共演には前田旺志郎、中田青渚らが名を連ねる。
――連ドラ初主演への意気込みをお聞かせください。
「自分が役者に興味を持ったのがドラマで、いつかはドラマの主演をやりたいとずっと思っていたので、お話をいただいたときはすごくうれしい気持ちで、撮影が始まる日が近づいてくるとどんどん責任感を感じるようになりました」
――本作の見どころを教えてください。
「ラジオを通して成長していく青春ドラマなのかなと思っています。ラジオを題材にした放送部という設定は初めてみたときに新鮮だったので、新しい青春ドラマになっていると思います」
――木戸さんは現在26歳ですが、高校2年生を演じることへの不安はありましたか。
「今回は高校2年生ですけど、中学生を演じていたりもするぐらいなので、年下の役を演じなきゃなというのは正直あまりなく、皆さんがありがたいことに『まだいけるよ』と言ってくださるので、その言葉を信じてある種等身大で演じさせてもらっているという感じです」
――演じてみて違和感はありませんでしたか。
「年下のキャストの方とか18歳ですとか言われると急に自分の実年齢を実感してしまう瞬間があったり、それこそ(前田)旺志郎とも話していて、ふと『そうか4つ年下かぁ』と勝手に思ってしまうところもあります(笑)」
――演じる今野浩哉との共通点を教えてください。
「クラスにあまりなじめないいわゆる“ぼっち”みたいなところは、演じてきたキャラクターの中で初めてでした。その中で自分との共通点を探していったときに、人見知りという部分は自分自身にもありました。このお仕事をさせてもらうようになってからそういうのがなくなってきたんですけど、輪に入れないモヤモヤ感というのは、もしかしたら今回の役を演じるのに活かせるのかなと思いました。
浩哉も好きなものとか自分の趣味だったり、同じ感覚を持ってくれる初対面の方がいたらグッと自分も話せる! みたいな一面があると思うんですけど、自分もそういう経験がありましたし、今回それが浩哉にとってのラジオだったりするので、そういう感覚を思い出しながら演じています」
――木戸さんの高校時代はどんな学生でしたか。
「どちらかというワイワイしていましたね。基本的には部活に励んだ3年間でした。部活でもキャプテンをやらせてもらったり、という意味では浩哉とはちょっと離れている生活だったかなと思います」
――ドラマ内では前田旺志郎さん演じる大城健太(おおしろ・けんた)との掛け合いも魅力です。どのような印象を持たれていますか。
「旺志郎くんとは現場に入る前の読み合わせの段階から話の波長が合うというか、すぐに大丈夫だなという安心感がありました。会う前は、積極的にコミュニケーションとっていこうと思っていたんですけど、その必要もなくいい流れのまま現場に入れたので、旺志郎くんに助けられている部分もあります」
――撮影現場でのエピソードを教えてください。
「基本的にずっと話してます、芝居の話ではなく、何を話していたか覚えていないくらい、たわいない高校生がクラスで話しているようなことですね」
――ラジオで話す内容は事前に打ち合わせているのでしょうか。
「スタッフさんがオフショットを撮りますとなってブース内に3人(前田、中田)で入っていたんですけど勝手にラジオを始めて、『ゲストに女優の中田青渚さんです』みたいな遊びを勝手に始めたりしていました(笑)。それがずっと話していられるんじゃないかなと思うくらいノリノリにやっていたので、そんな楽しい待ち時間を過ごしています」
――ドラマの魅力をお教え下さい。
「4話で1つのストーリーを完結させるので、起承転結を4話の中で持たせなければいけません。僕の中でなかなか深みを出すのは難しいのかなと思ったんですけど、ちゃんと浮き沈みのある成長物語になっているので、それが3人それぞれで描かれているのですごく濃密になっています」