プロレス引退を表明した赤井沙希「大好きです」 DDTファンに感謝語りながら大粒の涙こぼす

女子プロレスラーの赤井沙希が24日、都内でプロレス引退記者会見に出席した。DDTを応援するファンに向けて「大好きです」とメッセージを送りながら、大粒の涙をこぼした。

会見で涙を流しながらスピーチを行う赤井沙希【写真:ENCOUNT編集部】
会見で涙を流しながらスピーチを行う赤井沙希【写真:ENCOUNT編集部】

引退試合は「11・12」両国国技館

 女子プロレスラーの赤井沙希が24日、都内でプロレス引退記者会見に出席した。DDTを応援するファンに向けて「大好きです」とメッセージを送りながら、大粒の涙をこぼした。

 報道陣から、DDTのファンへのコメントを求められると、赤井はマイクを握って「本当に、私は未熟で、すごく弱いです」と切り出した。「でも、プロレス界に入ってビックリしました。ファンの皆様って、本当にリングに立っている私たちと同じように、戦ってくれて、一緒に喜んでくれて、泣いてくれて、一緒に悔しがってくれて。客席とリングではありますが、同じチームだと私は思っています。皆様がいなかったら、今の私は存在していません。今私が持っている成果や評価は、ファンの皆様がいてくださったからこそ、今自分はここに存在しています。ファンの皆様、私をプロレスラーにしてくださって、ありがとうございます。大好きです」と述べ、会見を締めくくった。

 赤井は今後、8月13日に赤井沙希デビュー10周年記念大会第1弾「SAKI AKAI 10TH ANNIVERSARY TOUR IN KORAKUEN!!」(東京・後楽園ホール、午後6時30分開始)を、9月30日に第2弾となる最後の地元凱旋(がいせん)大会「SAKI AKAI 10TH ANNIVERSARY TOUR IN KYOTO!!」(京都・KBSホール、時間未定)を開催。11月12日の「Ultimate Party 2023」にて引退試合を執り行う(東京・両国、時間未定)。

 赤井は芸能・モデル活動と並行して、2013年8月の両国国技館大会でプロレスデビュー。14年には初挑戦のドラマティック総選挙では6位入賞を果たし、結果発表の際は歓喜の涙を流した。さらに東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」新人賞も女子レスラーとして初受賞の快挙を成し遂げる。16年のドラマティック総選挙では個人9位に入賞すると高木三四郎にDDT所属を懇願。これが認められて、晴れて正式所属となった。現在は坂口征夫、岡谷英樹とのユニット「Eruption」で活動中。DDT所属選手の中の紅一点として男子レスラーに負けず劣らずの激闘を繰り広げてきた。父は俳優の赤井英和。

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