「FNATIC」ALGS Regional Finalsでスピード優勝 YukaF「より強くなって世界大会に挑みたい」

エレクトロニック・アーツが主催するバトルロイヤルシューティングゲーム「Apex Legends」の世界大会「Apex Legends Global Series(以下ALGS)Year 3」の「PRO LEAGUE SPRIT 2」Regional Finals(APAC North)が5月6日に開催された。4ラウンドでのスピード決着で優勝を決めた「FNATIC」の選手3人とコーチに、Regional Finalsの感想や世界大会への思いなどについて聞いた。

「FNATIC」はわずか4試合でRegional Finals優勝を決めた
「FNATIC」はわずか4試合でRegional Finals優勝を決めた

「FNATIC」Split 2 Regional Finals終了後インタビュー

 エレクトロニック・アーツが主催するバトルロイヤルシューティングゲーム「Apex Legends」の世界大会「Apex Legends Global Series(以下ALGS)Year 3」の「PRO LEAGUE SPRIT 2」Regional Finals(APAC North)が5月6日に開催された。4ラウンドでのスピード決着で優勝を決めた「FNATIC」の選手3人とコーチに、Regional Finalsの感想や世界大会への思いなどについて聞いた。(構成=片村光博)

「ALGS」は、3人1組のチームバトル形式バトルロイヤルシューティングゲーム「Apex Legends」の世界最高峰を決めるeスポーツ大会。プロだけでなくアマチュアの選手およびチームも参加可能で、今大会の賞金総額は史上最高額となる500万ドル(約7億円)となっている。

――Regional Finalsの感想から教えてください。

かまねこコーチ「素直にうれしいです。まずは日韓1位で、そこから世界1位になるために、(Regional Finals優勝を)目標にしていました。スプリット2はメンバーチェンジを経ており、序盤はちょっと不安定な部分もあったかなとは思いますが、終盤にかけて、なんとかチームで調整ができていったのかなと、結果を見ると思います。ただ、このファイナルで勝てたのは選手たち3人がそれぞれの力を150%、200%出してくれた結果だと思うので、本当に感謝です」

YukaF「前回は本当に悔しい思いをしたので、4試合という世界初かという速度でRegional Finalsを終わらせられて、本当にうれしいです。それ以外の言葉は正直ないんですが、うみちゃん(UmichanLoveti)が最強でした。うみちゃんが最強だったし、Meltsrteraも最強だったし、本当に最強のチームでした。ありがとうございます」

Meltstera「一つの目標として、まずはRegional Finals優勝gはありました。そこで今回、本当に圧勝というレベルで勝てたっていうのが素直に自分の中でうれしいです。当初は結構不安も多かったんですが、それを乗り切っての最後でした。100%のパフォーマンスで完全な優勝ができたと思うので、本当にうれしかったです」

UmichanLoveti「(今スプリットから)FNATICに入って、最初は重圧を感じないわけがなくて……。その中でスクリムを通して、2人と一緒に自分に足りないものを少しずつ埋めていきました。それでもこ6週間、本当に毎日不安で……最後のRegional Finalsはもうとにかく自分に自信を持って、仲間を信じてやろうと思っていました。今までやってきたこと、積み重ねてきたことを出そうと思ってやったら、この結果になりました。3人(YukaF、Meltstera、かまねこコーチ)には感謝の言葉しかありません」

――4試合での決着となりましたが、FNATICの良かったところや、印象に残ったところはどのような部分でしたか。

かまねこコーチ「僕は(選手の)視点を見られず音を聞いていただけなのですが、1試合目はチーム全体が落ち着けていない状況で、多数の敵に囲まれたり、射線が多かったり、自分たちのポジションが良くないときにちょっとふわっとするシーンがあった。でも、試合を重ねるごとにそういったシーンを徐々に減らしたり、自分たちで気付いて修正できるシーンが多くなりました。試合ごとにちゃんと良くないところを修正して、安置(安全地帯)の寄り方もうまく利用して、勝ち切れたという印象でした」

YukaF「4試合で終わったので、全部印象には残っています。全員のプレイが完璧でしたし、最後の試合では新しく入ってくれたうみちゃんがキャリーしてくれました。一番印象に残っているのはそこですね。本当に苦しそうにプレイしていたんですけど、やっと実力を発揮できたように感じましたし、うれしいなと思いつつ『最強だな』とも思っていました」

Meltstera「運の部分でもあるんですが、ワールズエッジでの3試合のときにランパートを使って、安置読みがすごく冴えていたところですね。マッチポイントになったときには『狙われやすいかな』ということで構成を変えましたが、各々がちゃんと自分の役割を全うしていたことが、自分の中ではすごく良かった思っていますし、成長を感じました」

UmichanLoveti「全部が最高だったんですが、やっぱり4試合目の最後の場面です。『これ勝てるかも』となってからのみんなの動きが、ただ勝ちだけを見ているみたいな感じで、めっちゃ統一感があった。マジで好きでしたね。3人でひたすら優勝だけを目指しているという統一感が印象的でした」

――世界大会で対戦したいチームや選手を教えてください。

かまねこコーチ「チームとしてのイメージで一番完成されているのはXSETだと思っています。チームの構成や戦い方を見ても、たまたまかは分かりませんが、僕たちFNATICと似ているところがあるんです。彼らとの対戦は見てみたいですね」

YukaF「同じになってしまいますが、やはりXSETですね。たぶん今、全リージョンで一番チームとしての完成度が高くて、しかもちょっと(FNATICと)似ているんですよね。デバイスもそうですし、前線を張る人もそう。あともう1つ言うなら、TSMとは本当に戦いたいから、絶対上がってきてほしいですね」

Meltstera「XSETって言おうと思っていたけど、ちょっと同じチームは避けようかな。他のリージョンで見たら、Fire Beaversが前回の世界大会に(ビザ問題で)来られなかったこともあって、ちゃんと戦ってみたいなとは思っています。構成とか似ていますし、めちゃめちゃ強いっていうイメージがありますね」

UmichanLoveti「俺はもうずっとひたすら、ただ1人の男だけを追いかけ続けています。俺はただただ、Genburtenと戦いたいですね。2年くらい憧れ続けて、前回の世界大会は同じ舞台に立てたけど、圧倒的に負けてしまった。次は優勝を懸けてGenburtenと戦いたいです」

――世界大会への意気込みと、ファンへのメッセージをお願いします。

かまねこコーチ「YukaF、Meltsteraとの世界大会は4回目、うみちゃんとは初めてになります。アップデートやいろいろな編成のメタもあるとは思いますが、今、出来上がっているものをベースにさらに修正して、新しいFNATICを見せられたらなと思います。引き続き、応援よろしくお願いします」

YukaF「今回Regional Finalsで1位を取れたことで、前々から目標だった世界1位に向けて自信にもなりました。引き続きこの調子で、調子を落とさないようにしなが、修正できる部分を修正して、より強くなって、世界大会に挑みたいと思います。応援よろしくお願いします」

Meltstera「Regional Finalsではマッチポイント制で1位を取れましたし、次の目標として世界1位がよりハッキリしました。それを実現できるように、これからまた練習を頑張っていきます。皆さまも応援よろしくお願いします」

UmichanLoveti「Regional Finalsは優勝しましたが、常に目標は世界一を取ることです。Regional Finalsとプロリーグを糧にして、世界で勝つために、これからも練習を続けて頑張ります。応援よろしくお願いします」

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