柄本佑&安藤サクラ夫妻が子連れで“凱旋”した「湯布院映画祭」の魅力とは

柄本佑は3歳の頃から参加
柄本佑は3歳の頃から参加

柄本佑「ホームに帰ってきたという感じ」…ファンからは「おめでとう」

 夜のパーティーに出席した佑に、映画祭の魅力を聞いた。

「前回は映画祭の時期に、『美しきキリシマ』の上映がえびの市(宮崎県)であり、寄らせていただきました。4年ぶりだと思います。湯布院映画祭とは縁が深いということに尽きますね。印象としては変わらず。実行委員会の方々もお年は取りましたが、変わらず温かく迎えてくれますし、ホームに帰ってきたという感じがあります。元々、自分は映画好きで、いろんな映画から学んできました。僕にとって、映画好きになった原点です。シンポジウムでは、映画好きが全国から集まり、忌憚ない意見を言い合う。今日みたいに平和だと、あえて、スパイスをくわえてくれる人がいる。これが伝統なんです。ファンのみなさんもまだキレキレで映画をご覧になっている感じがしました。何よりも、立ち見が出るほどの人が集まってくる、というのがすごいですね」

 何度も来るのには、実行委員会側のホスピタリティーもある。「ゲストで来る時には、ほっておいてくれるところと、ここに来てくださいね、という2つがあって、そのバランスが絶妙なんです。ゲストの呼吸をきちんと読んで、やってくださり、非常に的確。それは長年、培われたものなんだと思います」と佑。

映画も楽しんだという安藤サクラ
映画も楽しんだという安藤サクラ

 令和最初の映画祭となった今回は、夜のパーティーで夫婦が壇上で顔を揃えるという場面も。今年2月に発表となったキネマ旬報ベスト・テンでは、夫婦で主演の男女優賞を獲得したことから、出席者から「おかえり」と「おめでとう」の声も上がった。初めて2歳になる子供も連れてきて、柄本家・奥田家は親子三代の映画祭参加となった。

 佑は「僕が来たのは3歳でしたから、それを更新しましたね。この先、どうなるかは分からないですけども、毎回連れてきたら、子供も楽しいと思ってくれるんじゃないかな。子供まで優しく迎え入れてくれる湯布院映画祭の懐の深さがすごいですよね」と話す。子育てのため、最近は映画館で映画を観る機会が少なくなったと話していたサクラも、映画を楽しんでいた。

 今や映画界を代表する名俳優、名女優となった二人の子供も将来、映画人として、湯布院に来ることもありそうだ。親子三代に愛される映画祭というのは、数ある日本の映画祭の中でも、44年の歴史を誇る湯布院しかないだろう。

(平辻 哲也 / Tetsuya Hiratsuji)

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