“忍者バク転”の妙技に仰天 華麗なアクションに子どもたちも「オーマイガー!」
日差しが気持ちいい午後の公園。ふと芝生に目をやるとそこには、アニメのような世界が展開されていた。体操選手のように、芝の上をバック転する男性を狙うのは、紙製のボールを手にした刺客。豪速で投げつけられるボールを、バック転で軽々と回避していく様子を目にした子どもたちからは、「オーマイガー」と驚く声が聞こえる。SNSではこの一部始終を収めた動画が2.6万件ものいいねを集めた。華麗なバック転で少年たちをくぎ付けにした男性に聞いた。
14歳からアクション一筋のジムオーナーが検証
日差しが気持ちいい午後の公園。ふと芝生に目をやるとそこには、アニメのような世界が展開されていた。体操選手のように、芝の上をバック転する男性を狙うのは、紙製のボールを手にした刺客。豪速で投げつけられるボールを、バック転で軽々と回避していく様子を目にした子どもたちからは、「オーマイガー」と驚く声が聞こえる。SNSではこの一部始終を収めた動画が2.6万件ものいいねを集めた。華麗なバック転で少年たちをくぎ付けにした男性に聞いた。
「バク転回避は割と成功するもんだね。そしてバク転回避を撮ってるとき偶然インターナショナルスクール? の外国の子達が見てくれてたんだけど…本当にオーマイガーって言うんだね。」と投稿したのは、バク転してる人(@1upcontinue)さん。投稿した5秒の動画には、「OH! ニンジャ!!」「カッコいい?」「日本、忍者存在説は定着するな」など驚がくする声が集まった。
バック転しているのは、東京・江東区でパーソナルトレーニング&キックボクシングジム「シェイプラボ清澄白河駅前店」の代表を務める28歳の男性。「アクション映画やアニメのアクロバッティックに動くアクションが好きなので、実際に近しいことができるように練習しました。そして、実際このシーンは現実だとどうなるのか、というアニメと現実の照らし合わせとアクロバットの理解を深めるためによくこういうことをしています。今回もその一環です」と投稿した理由を教えてくれた。
「バク転回避」と名付けた技は、アクション映画や漫画などに登場する、敵の攻撃に対してバック転で避けるシーンをイメージしたもの。周囲に迷惑をかけないよう、昼過ぎの公園で検証していたが、子どもたちと遭遇したという。
「親子が多い時間を避けていましたが、偶然課外授業に当たったようで、子どもたちは途中からやって来ました。20~30人ほどのインターナショナルスクールの外国の方たちでした。スタッフが語学堪能なので、引率の先生に一帯の場所を使うこととその謝罪をし、ある程度離れているよう注意喚起を行って、手短に終わらせました。僕のアクロバットをする理念として公の場を利用するなら人に迷惑をかけない。見ていただけるなら楽しませる。公園であれば利用優先度は子どもと考えています。授業の邪魔にならなかったか。少し申し訳ないです」と当時の状況を話してくれた。
14歳からアクロバットに憧れているという男性は、スポーツジムのオーナーとして、パーソナルレッスンで筋力トレーニングとキックボクシング、アクロバットレッスンを教えているそう。今回の活動は、その宣伝を兼ねていると語る。
「同期の友だちや後輩は、就職や結婚、出産など一般的な社会生活を送るかたわら、僕は14年前と同じ思想を持ち続けてやっていることも変わりません。たまに周りに置いていかれてるような寂しい気持ちになるときがあります。もちろんそれが好きだし、アクロバットは14年前よりも好きです。それを仕事にまでこぎつけていますし、誇りの持てることだとは分かっています。しかし30近くなるのにやっていてもいいものなのか、と心配になるときもあるのが事実です。しかしこのような反響があったおかげで僕が憧れを追い続けることに自信が持てるし、好きなものを好きでい続けるモチベーションになります」と語ってくれた。