韓国で730万人超えの大ヒット作『ハンサン-龍の出現-』 予告編&場面写真が解禁

韓国で730万人を超える観客動員を記録した大ヒット作『ハンサン-龍の出現-』(3月17日全国順次公開)の予告編と場面写真が17日、解禁された。天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が次の狙いを大陸の明国に定め、侵攻の足がかりとして朝鮮半島に出兵した文禄・慶長の役。その戦いの中でも日本と朝鮮、両軍の大きな分岐点となった閑山島海戦を映画化した。冷静沈着な李舜臣(イ・スンシン)将軍と、勇猛果敢な武将・脇坂安治(わきざか・やすはる)。静と動のカリスマが激突する戦国史上最大の海上決戦が幕を開く。

大ヒット韓国映画『ハンサン―龍の出現―』の劇場ポスター【写真:(C)2022 LOTTE ENTERTAINMENT & BIGSTONE PICTURES CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED.】
大ヒット韓国映画『ハンサン―龍の出現―』の劇場ポスター【写真:(C)2022 LOTTE ENTERTAINMENT & BIGSTONE PICTURES CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED.】

日本水軍の“魚鱗の陣”VS朝鮮水軍の“鶴翼の陣”、最新技術で大迫力海戦を再現

 韓国で730万人を超える観客動員を記録した大ヒット作『ハンサン-龍の出現-』(3月17日全国順次公開)の予告編と場面写真が17日、解禁された。天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が次の狙いを大陸の明国に定め、侵攻の足がかりとして朝鮮半島に出兵した文禄・慶長の役。その戦いの中でも日本と朝鮮、両軍の大きな分岐点となった閑山島海戦を映画化した。冷静沈着な李舜臣(イ・スンシン)将軍と、勇猛果敢な武将・脇坂安治(わきざか・やすはる)。静と動のカリスマが激突する戦国史上最大の海上決戦が幕を開く。

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 イ・スンシンは韓国では知らぬ者のいない救国の英雄。朝鮮水軍の将軍として迫りくる日本の大軍から朝鮮を守り抜いたことで知られている。対する脇坂安治は、豊臣秀吉に仕え、加藤清正らとともに「賤ヶ岳の七本槍」に名を連ねた武勇の持ち主。日本での知名度はさほど高くはないが、韓国ではイ・スンシンの最大のライバルとして勇名をはせている人物だ。

 劇中でイ・スンシンを演じるのは、賞レースを席巻したパク・チャヌク監督最新作『別れる決心』で主演を務めたパク・ヘイル。対する脇坂には、本作で第43回青龍映画賞と第58回大鍾賞映画祭にて助演男優賞を受賞したピョン・ヨハン。さらに名優アン・ソンギ、日韓で絶大な人気を誇るアイドルグループ2PMのメンバーとしても活躍するオク・テギョン、『エクストリーム・ジョブ』のコンミョンら多彩なキャストが脇を固める。

 今回、解禁となった予告編は、1592年の豊臣秀吉による朝鮮出兵により、首都・漢陽(現在のソウル)が陥落するなど朝鮮軍の敗退が続く中、全羅左道(チョルラチャド)水軍の大将イ・スンシン(パク・ヘイル)が「この戦いが朝鮮の命運を決する」と次を見据えて冷静に準備を進める姿が描かれる。「何の戦いですか」と問われ「信念を貫く戦いだ」と答えるイ・スンシン。一方、日本軍の脇坂(ピョン・ヨハン)も水軍の将となり、イ・スンシンを待ち受けついに決戦の時へ。大海原で対決するのは日本水軍の“魚鱗の陣”と、数では劣る朝鮮水軍が繰り出す“鶴翼の陣”。また伝説として語り継がれる朝鮮の装甲艦「亀船」や、天守閣が船に乗ったような日本の旗艦「安宅船」など、当時の軍艦の姿が現代によみがえり、大迫力の海上バトルが再現されている。

 キム・ハンミン監督は、同じくイ・スンシンを主人公に慶長の役の「鳴梁(ミョンリャン)海戦」を描き、韓国映画の歴代観客動員1位を記録した前作『バトル・オーシャン 海上決戦』(2014年)を作り上げた経験をもとに、本作では水上に船を浮かべずに撮影するという方法を選択。実物大の板屋船を2~3隻設置できる超大型規模の室内セットを江陵(カンヌン)スピードスケート競技場に、また麗水(ヨス)に野外撮影用セットを作って撮影し、船団を取り囲む大海原はVFXで合成。その大胆なアイデアと最新技術により作り上げられた臨場感あふれる映像と、パク・ヘイルも出演した『神弓-KAMIYUMI-』(11年)を彷彿(ほうふつ)させる迫力のある弓のシーンを含めた合戦シーンも必見だ。

次のページへ (2/2) 【動画】韓国映画『ハンサン-龍の出現-』の本予告公式映像
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