金具むき出しのコーナーで無慈悲な一撃 顔面流血のオスプレイに観客戦慄「これはエグい」

“片翼の天使”ケニー・オメガが第16代IWGPUSヘビー級王者のウィル・オスプレイに勝利し、ベルトを巻いた。34分38秒の死闘に勝ったケニーは立ち上がれないほど疲労していた。

コーナー最上段からドラゴンスープレックスで投げようとするケニー・オメガ(右)【写真:山口比佐夫】
コーナー最上段からドラゴンスープレックスで投げようとするケニー・オメガ(右)【写真:山口比佐夫】

ケニー・オメガのプロレスに感動「魅せるプロだよ」

新日本プロレス WRESTLE KINGDOM 17(1月4日、東京ドーム)第8試合、60分1本勝負 IWGPUSヘビー級選手権試合

“片翼の天使”ケニー・オメガが第16代IWGPUSヘビー級王者のウィル・オスプレイに勝利し、ベルトを巻いた。34分38秒の死闘に勝ったケニーは立ち上がれないほど疲労していた。

 穴の開いた長机、マットには血のシミ。そして会場からは歓声と悲鳴が聞こえてくる。これでもかと思うほどに徹底的にケニーがオスプレイを痛めつけた。

 両者は昨年米団体『AEW』のトリオ王座決定トーナメント準決勝で対峙(たいじ)。ケニー組が勝利するも試合後に感情を抑えられないオスプレイがケニーをKOする事態となっていた。

 ケニーがコーナーパッドを外すと悪夢が始まった。金具むき出しのコーナーへDDT。オスプレイを場外に落とすと顔面上部からは大流血。場外には血だまりもあった。

 場外カウントが進むなか、リングの中に戻ろうとするオスプレイにケニーはスライディングキック。さらにノータッチ・トペ・コン・ヒーロ、ドラゴンスープレックスを繰り出す。オスプレイはKO寸前、フラフラだった。

 オスプレイもあきらめていない。自身の顔をビンタし、雄たけびをあげると反撃に出る。ヒドゥンブレイドなど大技を繰り出し、反撃した。

 お互いの気持ちの入ったエルボー合戦もあった。それでも最後はケニーがカミゴェを炸裂した。フィニッシュには片翼の天使を繰り出し、片エビ固めで3カウント。30分超の死闘だった。

 この激闘に観客からは「やっぱりケニーはすごいな!」「魅せるプロだよ」「怪我どころか死ぬかと思った」「恐怖すら感じた」「恐怖と狂気を感じた」「途中見てられなくなった」「壮絶な闘い」「これはエグい」「ヒヤヒヤした」などの声が上がっている。

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