生田斗真&多部未華子出演、NHK特集ドラマ制作開始 がんになった夫と妻の物語

俳優の生田斗真と多部未華子が出演し、NHKBSプレミアム・BS4Kで2023年春に放送される特集ドラマ「幸運なひと」の制作を開始したことが15日、発表された。

生田斗真(左)と多部未華子【写真:(C)NHK】
生田斗真(左)と多部未華子【写真:(C)NHK】

BSプレミアム・BS4Kで2023年春に放送予定

 俳優の生田斗真と多部未華子が出演し、NHKBSプレミアム・BS4Kで2023年春に放送される特集ドラマ「幸運なひと」の制作を開始したことが15日、発表された。

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 本作は夫のがんをきっかけに、夫婦がキレイ事なしに向き合って関係を再構築する夫婦の物語。

 生田演じる松本拓哉(36)は中学校の保健体育の教師。仕事に力を注ぎすぎ、家では面倒なことは後回し。一方、多部演じる妻・咲良(34)は音楽事務所でミュージシャンのマネジャーを務めながら、ようやく自分の人生をつかみつつあった。拓哉のがんが分かったのはそんな時。2人は先送りしてきた問題「子どもを持つかどうか」の選択を突き付けられた。

 普通の暮らしがどんどんできなくなる2人は「命の時間が子どもを作るタイムリミット」という現実に直面する。そんな中、拓哉は「妻の将来に嫉妬しない」と心に誓った。一方で、「自分の仕事を犠牲にして夫に尽くしたほうがいいのか」と悩む咲良は……というストーリー。

 本作の「企画の背景とねらい」についてNHKは、「この物語は、いわゆる『闘病記』ではありません。お互いを傷つけないよう気を遣って生きてきた夫婦が、夫のがんをきっかけに、お互いキレイ事なしに向き合って関係を再構築する夫婦の物語です」と説明。

 また、「生涯に、2人に1人がなるといわれる『がん』。多くの人ががん患者や、その家族になります。嘆き悲しむだけでは日常は乗り切れません。いかに『笑って』生きるかを追い求めた結果、物語は命を生き繋ごうとする、あらゆる方に響くドラマとなりそうです。人は病だから不幸になるわけでない。そんな願いを込めたタイトル・『幸運なひと』の、たくさんのラッキーを、見届けてください!」と見どころを明かした。

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