【クロサギ】黒崎と敵対する神志名の過去が明らかに 視聴者「闇があったんだね」

King & Princeの平野紫耀が主演を務めるTBS金曜ドラマ「クロサギ」(午後10時)の第6話が、25日に放送された。

井之脇海【写真:ENCOUNT編集部】
井之脇海【写真:ENCOUNT編集部】

「ずっとお前に謝りたいと思ってたよ」桃山と黒崎のつながりも

 King & Princeの平野紫耀が主演を務めるTBS金曜ドラマ「クロサギ」(午後10時)の第6話が、25日に放送された。

(以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 今回は、主人公・黒崎高志郎(くろさき・こうしろう)と敵対する東京中央署知能犯係警部補・神志名将(井之脇海)の生い立ちや、同じく警部補の桃山哲次(宇野祥平)と黒崎の関係も明らかになった。

 同作は、詐欺によって家族を失った黒崎が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。原作は黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズ。

 15歳の時、詐欺被害に遭った父が起こした事件をきっかけに家族を失った黒崎は、詐欺師への復讐(ふくしゅう)を決意。詐欺師界のフィクサーで甘味処「かつら」の店主・桂木敏夫(三浦友和)のもとで詐欺師の情報を得ながら、金銭狙いの詐欺師「シロサギ」や恋愛詐欺師「アカサギ」などを狙う「詐欺師のみを騙す詐欺師“クロサギ”」となった。

 上海に渡り、父を騙した詐欺師・御木本(みきもと/坂東彌十郎)を潰した黒崎。ある理由から詐欺師を憎む神志名は黒崎を追い、御木本が自ら命を絶った現場を確認した。

 日本に戻った黒崎は、命を絶つ直前に御木本が放った「お前の敵(かたき)は、俺で終わりじゃない。後は自分で探せ」という言葉が心に残っていた。さらなる敵を探すために動き始めた黒崎のもとを、桃山が訪ねて来た。

 黒崎と桃山は、実は知り合いだった。黒崎の父が詐欺にあった時の被害届を受理したのが、桃山だったのだ。しかし証拠が足りず被害金の請求は難しく、父親は無理心中をはかった。桃山は、上海に行ってから神志名の様子がおかしいことに気づき、上海で何があったのか尋ねて来た。しかし黒崎は何も語らない。桃山は神志名について、「シロサギを憎んでる。なんか抱えてんだろうな。お前みたいに」と語る。

 また桃山は、「ずっとお前に謝りたいと思ってたよ」と言葉をかける。詐欺にあった父親を助けられなかったことを悔やんでいた桃山は、唯一生き残った黒崎に「すまなかった」と頭を下げる。「御木本が死んで、お前の旅はもう終わったんだろ。残りのシロサギは俺たち警察に任せてくれよ。これ以上、お前が背負う必要はないんだよ」と伝えるが、黒崎は「いい人なんだね、あんた。でも、まだ終われないから」と静かに答えた。

 桃山と黒崎の過去に、SNS上では「そういう事か……警察」「被害届を受理したのはこの刑事さんだったんだ」「心痛い」「刑事さんも抱えてるのね」と切なさを感じるコメントが。

 黒崎は桂木の腹心・早瀬かの子(中村ゆり)から、神志名の過去を聞く。神志名のおじはシロサギだった。巨大詐欺グループの首謀者で大勢の被害者が出たという。当時2歳だった神志名の両親までも非難を浴び、両親は神志名を戸籍から抹殺。2歳で亡くなったことにし、遠い親戚の神志名家で新たに生まれた実子として届けられ、別人として生きることになった。神志名もまた、シロサギに人生を狂わされていたのだった。

 SNS上では、「えー!まさかの!」「おじさんがシロサギか」「神志名も闇があったんだね」「複雑な生い立ち」と驚きの声があがった。

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