「すずめの戸締まり」2週連続首位で累計動員300万人迫る 「ある男」が初登場3位

19日と20日の全国映画動員ランキング(興行通信社調べ)が21日に発表され、前週1位で初登場した新海誠監督の最新アニメーション「すずめの戸締まり」(東宝)が、土日2日間で動員82万9000人、興収11億4700万円をあげ、2週連続の1位を獲得した。累計成績は動員299万人、興収41億5400万円を超えている。

「すずめの戸締まり」が2週連続で首位を記録(写真はイメージ)【写真:写真AC】
「すずめの戸締まり」が2週連続で首位を記録(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「ONE PIECE FILM RED」は1ランクダウンの4位

 19日と20日の全国映画動員ランキング(興行通信社調べ)が21日に発表され、前週1位で初登場した新海誠監督の最新アニメーション「すずめの戸締まり」(東宝)が、土日2日間で動員82万9000人、興収11億4700万円をあげ、2週連続の1位を獲得した。累計成績は動員299万人、興収41億5400万円を超えている。

 2位も前週と変わらず「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」(ディズニー)が続き、土日2日間で動員9万6000人、興収1億5400万円をあげた。累計成績は動員55万人、興収8億6900万円となっている。

 新作では、3位に平野啓一郎氏のベストセラー小説を石川慶監督が映画化した「ある男」(松竹)が初登場。土日2日間の成績は、動員6万9000人、興収9100万円。公開3日間の累計成績は、動員9万9000人、興収1億2900万円となった。亡くなった夫の身元調査という奇妙な依頼をされた弁護士が、真実に近づくにつれ、別人として生きた男への複雑な思いを抱き始める。“ある男”の正体を追う弁護士・城戸に妻夫木聡、亡き夫の身元調査を依頼する里枝に安藤サクラ、里枝の夫であり「大祐」として生きた“ある男”に窪田正孝が扮(ふん)している。

 また、7位にはレイフ・ファインズ、アニャ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト共演のサスペンス「ザ・メニュー」(ディズニー)が初登場。有名シェフが振る舞う極上のメニューを目当てに孤島のレストランを訪れたカップルが、想定外のサプライズに遭遇していく。「マネー・ショート 華麗なる大逆転」等のアダム・マッケイが製作、ドラマシリーズ「メディア王 華麗なる一族」で注目されたマーク・マイロッドが監督を務めている。

 8位には、全世界累計1500万部を突破した動物学者ディーリア・オーエンズによるミステリー小説の映画化「ザリガニの鳴くところ」(ソニー)がランクイン。原作にほれ込んだ女優のリース・ウィザースプーンが自ら映画化権を獲得してプロデュースし、新星デイジー・エドガー=ジョーンズが物語のカギを握る少女を演じている。

 既存作品では、「ONE PIECE FILM RED」(東映)が前週から1ランクダウンし4位となったが、累計では動員1327万人を突破、興収184億円に迫っている。

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