【鎌倉殿の13人】公暁の憎しみと鎌倉殿への野心 NHK「鎌倉最大の悲劇」

俳優の小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)。第43回までに、源実朝(柿澤勇人)が後鳥羽上皇(尾上松也)を後ろ盾にしようとし、京から鎌倉殿の後継者を招く動きを見せた。一方で鎌倉殿の座に強い意欲を示す公暁(寛一郎)に対し、三浦義村(山本耕史)が、公暁の父・頼家は病死ではなく、殺されたと説明し、北条を許してはならないとたきつける様子が描かれた。また、源仲章(生田斗真)が義時に対し「私が執権になろうかな」と笑って話すシーンや仲章が義時の妻・のえ(菊地凛子)に近づく姿も。気になる20日放送の第44回の見どころを探った。

ある図面を見て驚く北条泰時(坂口健太郎)ら警護担当の武士たち【写真:(C)NHK】
ある図面を見て驚く北条泰時(坂口健太郎)ら警護担当の武士たち【写真:(C)NHK】

小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ 第44回の見どころを探る

 俳優の小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)。第43回までに、源実朝(柿澤勇人)が後鳥羽上皇(尾上松也)を後ろ盾にしようとし、京から鎌倉殿の後継者を招く動きを見せた。一方で鎌倉殿の座に強い意欲を示す公暁(寛一郎)に対し、三浦義村(山本耕史)が、公暁の父・頼家は病死ではなく、殺されたと説明し、北条を許してはならないとたきつける様子が描かれた。また、源仲章(生田斗真)が義時に対し「私が執権になろうかな」と笑って話すシーンや仲章が義時の妻・のえ(菊地凛子)に近づく姿も。気になる20日放送の第44回の見どころを探った。

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(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 NHKによると、後鳥羽上皇(尾上松也)の計らいにより、右大臣に叙されることとなった源実朝(柿澤勇人)。政子(小池栄子)が愛息の栄達を喜ぶ中、鎌倉殿への野心に燃える公暁は三浦義村のもとを訪れ、鶴岡八幡宮で執り行われる拝賀式について密談を交わす。三浦館の動きに胸騒ぎを覚える泰時(坂口健太郎)。一方、義時の周りでは、朝廷と鎌倉の橋渡し役として存在感を高める源仲章がのえ(菊地凛子)を…、という意味深な展開。

 第43回の本編の放送後に紹介された第44回の予告編では「この公暁、すべてを知っております」という声が聞こえた。

 ドラマの公式サイトでは、序盤に公暁の憎しみに満ちたような表情のアップが映し出され、その後、「私の気持ちなど分かるはずがない」という声が響いていた。また、字幕で「憎しみが歴史を変える」、続いて「鎌倉最大の悲劇」という文字が映し出された。最後は政子が何かにショックを受けたような表情の映像があった。

「憎しみ」と言えば北条に対する公暁の心情だろう。どうやら第44回あたりから公暁がキーになる「鎌倉最大の悲劇」が描かれるようだ。「鎌倉殿の13人」では、これまでさまざまな悲劇が描かれてきた。史実で物語の大きな流れは分かっていても、三谷幸喜氏の脚本が視聴者の心を動かす彩りを与えてきた。鎌倉最大の悲劇と称されることから、今度はどんなふうに心を揺さぶってくれるのか期待したい。

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