「鎌倉殿の13人」で“意外”な県が盛り上がり 埼玉にはゆかりの地が盛りだくさん

NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)は12月18日の最終話まで残すところ9話となる中、「鎌倉」と縁もゆかりもない埼玉県で、なぜか観光キャンペーンが盛り上がりを見せている。

山谷花純【写真:ENCOUNT編集部】
山谷花純【写真:ENCOUNT編集部】

山谷花純、番組出演に「すごく楽しくあっという間の時間」

 NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)は12月18日の最終話まで残すところ9話となる中、「鎌倉」と縁もゆかりもない埼玉県で、なぜか観光キャンペーンが盛り上がりを見せている。

 鎌倉殿といえば、一般的には舞台となる神奈川県のイメージが強いが、実は埼玉も、草笛光子演じる源頼朝を乳人として支えた比企尼、俳優の中川大志の熱演で話題を呼んだ「武士の鏡」と呼ばれる畠山重忠ら鎌倉武士とのゆかりもあり、比企地域を中心に埼玉県内各地に史跡が残っている。

 話題の「彩の国鎌倉めぐり」キャンペーンでは、県内ゆかりの地、周辺の観光地に設置されているキャラクターパネルを二次元コードで読み取り、スタンプを獲得するというデジタルスタンプラリーになっている。集めたスタンプの数に応じて、比企尼が頼朝に送っていたとされる「谷津田米」など特産品が当たる抽選に参加することができる。

 このスタンプラリーと連動して、テレ玉「情報番組マチコミ」や埼玉県YouTube「ちょこたび埼玉」で、「鎌倉殿の13人」のうちの1人・足立遠元役を演じた大野泰広、比企能員の娘・せつ役を演じた山谷花純ら俳優陣が大河ゆかりの地を紹介する紀行番組も公開中。

 埼玉県内のゆかりの地を回った大野泰広は「埼玉には鎌倉時代ゆかりの地が、こんなに沢山残っているのだなぁと驚きました。そして、800年たった今も、大切に語りつないでいく人たちがいることに感動しました。きっと、比企殿や畠山殿は、それぞれが治めていた地域の人たちを大切にしていたのだろうと感じました。昔も今も楽しめる、埼玉に残る鎌倉時代ゆかりのスポット巡り! どうぞお見逃しなく」と話している。

 同じくゆかりの地を訪れた山谷花純は「ドラマ出演が終わった後もご縁がつながり、物語ゆかりの地へ足を運び歴史を勉強する機会をいただけました。すごく楽しくあっという間の時間でした。この番組をきっかけに埼玉県と鎌倉幕府について興味を持つ人が増えれば良いなと思っています。ぜひご覧ください」と呼びかけている。

次のページへ (2/2) 【写真】源頼朝のかわいらしいパネル
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