「いだてん」トータス松本がぶちかます「前畑、がんばれ!」はどのように生まれたのか

「いだてん」【写真提供:NHK】
「いだてん」【写真提供:NHK】

――女子スポーツの黎明期を描いていますが、どのようにお感じですか。

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「たかだか100年前にこういう状況だったことにびっくりしました。でも、それを、がーっと動かした人たちがいたのは、熱いものがこみあげてきます。僕の仕事でいうと、今は女子と男子が混じっているバンドが結構います。でも、僕らの若いころは、いませんでした。バンドの中に紅一点で、ボーカルの人がいたのはありましたが、女の人がベースを弾いたり、ドラムを叩いたりするというのはなかった。最初にやり始めた誰かがいて、それが段々とスタンダードになっていく感じです」

――来年、東京五輪がありますが、何か思いはありますか。

「僕でいうとオリンピックは開会式、閉会式で歌いたいという思いはありますね。選手を応援する意味で、自分の仕事で参加できたら、最高の思い出になるやろうなと思います。競技としては、水泳は見たいですね。『前畑、がんばれ!』をやったらダメなんでしょうか。誰か『がんばれ!』しか言わない人がいてもいいのでは(笑)」

――改めて、ご自身が出演するシーンの見どころを教えてください。

「ロス五輪の時は、実況ができなくて実感放送になったというホンマにあったんやというおかしなことになっています。『そんなアホな』という感じがあって、実感放送のシーンは本当に面白い。でも、4年後のベルリン五輪になると、のびのび実況しています。スポーツやオリンピックの進化みたいなものを、見ることができると思います」

□トータス松本(とーたす・まつもと)本名・松本敦。1966年12月28日、兵庫県生まれ。52歳。1988年にウルフルズを結成。「ガッツだぜ!!」「バンザイ~好きでよかった~」などが大ヒット。1996、2001年にはNHK紅白歌合戦に出場した。2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」に出演するなど、俳優としても活躍している。

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