【舞いあがれ!】赤楚衛二が明かす初共演の福原遥の印象「周りの空気を柔らかくする」

NHKの連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土曜、午前8時)で、主人公・岩倉舞(福原遥)の幼なじみ・梅津貴司を演じる俳優・赤楚衛二が、このほど朝ドラ出演が決まった際の心境や役と自身の共通点、また、主演の福原の印象などを明かした。

梅津貴司を演じる赤楚衛二【写真:(C)NHK】
梅津貴司を演じる赤楚衛二【写真:(C)NHK】

主人公・舞と同い年で好青年だが「ふつう」になじめない性格の梅津貴司を熱演

 NHKの連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土曜、午前8時)で、主人公・岩倉舞(福原遥)の幼なじみ・梅津貴司を演じる俳優・赤楚衛二が、このほど朝ドラ出演が決まった際の心境や役と自身の共通点、また、主演の福原の印象などを明かした。

「それはそれは本当にもううれしかったですね。思わずガッツポーズしました。朝ドラといえば、皆さんが毎朝見ているドラマですし、僕のおじいちゃんおばあちゃんも見ていますので、出演することが恩返しになると思いました。半年間にも及ぶドラマというのは、なかなかありませんので、貴重な経験にもなるだろうなと思いました。頑張らなきゃとも思いましたね」

 演じる貴司は、岩倉家の隣にあるお好み焼き屋「うめづ」の息子で、舞と同い年。気は優しく好青年だが「ふつう」になじめない性格。幼いころに古本屋で詩と出会って「ことば」を紡ぎ出すことに興味をもち、やがて舞にとって心のオアシスのような存在になっていく設定。

「貴司はすごく優しい人です。それでいて、押しつけがましさは一切なく、寄り添ってくれるようなタイプ。『普通』というものになじめず、疑問や生きにくさを感じています。かといって破天荒かと言われると、そうではありません。周囲に合わせることができて、心がきれいすぎる。だからこそ苦しくて生きづらい。貴司と似ているかと言われると分かりませんが、ちょっと人とは違うところに疑問を持つところや『なんで、今、こういう気持ちなんだろう』と自分と向き合って本を読むところなど、僕も俳優という仕事柄、自分と向き合うことが多いので共感できます」

 物語や福原の印象にも言及。

「登場人物それぞれに葛藤があって共感できる部分があるので、どのキャラクターにも寄り添って楽しむことができる作品だと思います。それぞれの親子の考え方や生き方、どちらも共感できるからこそ、そのすれ違いに苦しくなったり、ほっこりしたりするのだと思います。福原遥さんとの共演は初めてです。ピュアで純粋なイメージでしたが、そのイメージは共演しても変わりません。周りの空気を柔らかくするタイプで、かつ、芯の強さや覚悟というものをすごく感じました。すてきな人だなと思います」

 最後に視聴者にメッセージ。

「貴司のような生きづらさを抱えている人は、現代にも多いと思うんですよね。情報過多の時代、よいこと悪いことがSNSなどですべて見えてしまい、人とつながり過ぎているからこそ、器用にこなせてしまう。その分、悩んでいる方もたくさんいると思うので、そういう方たちにとって共感しやすいキャラクターではないかと思います。舞にとって支えになったり背中を押してあげたり、心のオアシスになれたらと思っています」

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