20歳の全日本王者・斎藤立、16日放送「情熱大陸」に出演 父の最後の言葉は「稽古、行け」

柔道世界選手権(13日、ウズベキスタン)の男子100キロ超級に出場し銀メダルとなった全日本王者・斎藤立(さいとう・たつる、20)が16日放送のMBS系「情熱大陸」(午後11時25分)に出演する。

情熱大陸が20歳の柔道全日本王者の斉藤立に密着取材【写真:(C)MBS】
情熱大陸が20歳の柔道全日本王者の斉藤立に密着取材【写真:(C)MBS】

父は伝説の柔道家である故・斉藤仁氏

 柔道世界選手権(13日、ウズベキスタン)の男子100キロ超級に出場し銀メダルとなった全日本王者・斎藤立(さいとう・たつる、20)が16日放送のMBS系「情熱大陸」(午後11時25分)に出演する。

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 父は1984年のロス、88年のソウルと五輪の95キロ超級で連覇を果たし、全日本の監督も務めた伝説の柔道家の故・斉藤仁。立は毎年4月に日本武道館にて体重無差別で行われる全日本柔道選手権で東京五輪や世界選手権のメダリストたちを破って頂点に立った。

 持ち味は、父から子に確実に受け継がれた、重量級の体から繰り出す美しい立ち技。ところが、日本一になってからの斉藤は膝のケガに苦しむことになる。6月、大学対抗の団体戦である全日本学生柔道優勝大会も絶対的エースでありながらまさかの敗退。国際大会出場も回避……。心も体もどん底にまで落ちた。同番組は、斉藤がケガと戦い、再び立ち上がる様子に密着。そこには想像を絶する努力があった。

 7年前に他界した父から最後にかけられた言葉は、「稽古、行け」。番組では「父が生きていたら柔道をやっていないかもしれない。父がいないからこそ頑張れた」と語る若きアスリートが、日本柔道を背負い、世界に挑む姿を追っている。

○斎藤立(さいとう・たつる)プロフィール
2002年3月 斉藤仁氏の次男として大阪に生まれる
13年(小学6年) 全国少年柔道大会個人戦優勝
16年(中学3年) 全国中学校柔道大会 90キロ超級優勝
17年(高校1年) 全日本カデ柔道体重別大会 90キロ超級優勝
18年4月 ロシアジュニア国際大会 100キロ超級優勝
18年9月 全日本ジュニア体重別選手権 100キロ超級優勝
21年11月 グランドスラム・バクー 100キロ超級優勝
22年4月 全日本選手権 優勝

現在は国士舘大学体育学部武道学科の3年生。

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