SOPHIAが約束の地・日本武道館で9年ぶり復活ライブ 松岡充「本当に夢のよう」と感慨

5人組ロックバンド「SOPHIA」が11日、東京・北の丸にある日本武道館で9年ぶりの復活ライブ「SOPHIA LIVE 2022」を開催した。バンドは2013年8月12日に開いた同地でのライブをもって、無期限の活動休止に。「必ずまた会おう!」と誓った約束の地で、ファンとの再会を果たした。3347日ぶりに同地に立ったボーカルの松岡充(51)は「ただいま」とファンにあいさつ。会場からは大きな拍手が沸き起こっていた。

SOHIA、9年ぶりの復活ライブ
SOHIA、9年ぶりの復活ライブ

3347日ぶりの武道館、会場の天井には“満開のひまわり”

 5人組ロックバンド「SOPHIA」が11日、東京・北の丸にある日本武道館で9年ぶりの復活ライブ「SOPHIA LIVE 2022」を開催した。バンドは2013年8月12日に開いた同地でのライブをもって、無期限の活動休止に。「必ずまた会おう!」と誓った約束の地で、ファンとの再会を果たした。3347日ぶりに同地に立ったボーカルの松岡充(51)は「ただいま」とファンにあいさつ。会場からは大きな拍手が沸き起こっていた。

 活動休止前のライブと同様、フランスのシャンソン歌手のエディット・ピアフが歌う「愛の讃歌」に合わせてステージ上に登場したSOPHIA。客席ではバンドの象徴であるヒマワリの花を持ったファンが、再始動を祝福した。

 ライブでは「街」「黒いブーツ~oh my friend~」など代表曲を中心に、約3時間20分で21曲を披露した。1996年にリリースした初シングル「ひまわり」では、プロジェクションマッピングを導入し、会場の天井にもひまわりの花の映像を投影。会場全体が鮮やかなイエローに包まれた。

ライブの最後には5人が横一列に並びファンに一礼。2023年1月8日にはバンドを結成した大阪にある大阪城ホールでライブ「SOPHIA LIVE 2023“returnto OSAKA”」を行うことを公表した。松岡は「SOPHIAが復活することで、『あいつらも頑張っているから頑張ろう』と思ってもらえる存在でいたい。SOPHIAとして、これからも活動を続けていきます」と意気込んでいた。

 ライブ前に報道陣を集めて行った会見でのコメントは以下の通り。

○松岡充
「今日の日を迎えられたことは本当に夢のようで、現実である気がしません。コロナ禍でたくさんのライブや舞台が開催できなくなり、アーティストや俳優たちがステージを奪われていき、本来ならば元気がない人の背中を押してあげるのが音楽や芝居なのに、それができないのがずっと苦しかった。だからこそ、待っているのではなく、自分たちで動き出さないと、と思って『SOPHIAをやるよ』とメンバーに声をかけました。今だから言えますが、9年間はSOPHIAにとって必要な時間だったんだと思います。この5人で、誰も欠けずに集まることができたことを大切にしながらライブを届けたいと思います」

○黒柳能生(ベース)
「9年間、音楽から離れていたので、今日のために(ドラムの)赤松にも手伝ってもらって、人生で一番練習しました。『できない』って言いたくなかったので。まさか復活のステージが『ミュージックステーション』そして『日本武道館』とは思ってもみませんでした(笑)」

○都啓一(キーボード)
「落ち着かずに、まだそわそわしていますが無事に今日を迎えられたのがありがたい。9年間待ってくれたファンに感謝しています。僕もひまわりを衣装に込めて、精一杯届けたいと思います」

○赤松芳朋(ドラム)
「9年ぶりの武道館をずっと夢見ていたので、早く寝ようと思ったんですが、全然寝られませんでした。朝6時に目が覚めてしまったので、8時に会場に来て、みんなが着く前にリハーサルをしました。9年ぶりに集まっても、みんな全然変わってないのがうれしいですね」

○豊田和貴(ギター)
「久しぶりにマブダチと遊びに行くような気持ちです。積もる話もたくさんあるし、飲みに行こうぜっていう感じです。ギターでみんなと会話しながら、思いっきり遊びたい。音楽で青春したいですね」

次のページへ (2/2) 【写真】SOPHIAが約束の地で開催した9年ぶり復活ライブの様子
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