鈴木亮平「TOKYO MER」で「アジアコンテンツアワード」主演男優賞受賞 医療従事者に感謝

2021年7月期のTBS系日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」で主演を務めた俳優の鈴木亮平が8日、第4回アジアコンテンツアワード(ACA)の主演男優賞を受賞した。

主演男優賞を受賞した鈴木亮平
主演男優賞を受賞した鈴木亮平

日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」で主演

 2021年7月期のTBS系日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」で主演を務めた俳優の鈴木亮平が8日、第4回アジアコンテンツアワード(ACA)の主演男優賞を受賞した。

 鈴木は、韓国・釜山で開催された同アワードに現地で授賞式に参加。授賞の際には、韓国語であいさつと自己紹介をして会場を和ませたのち、英語で受賞の喜びと、新型コロナウイルス感染症と闘う医療従事者への尊敬の言葉をスピーチした。

 受賞した鈴木は「このような素晴らしい賞をいただき、たいへん光栄です。『TOKYO MER』は医療従事者についての物語です。私たちはこのドラマを、すべての医療従事者、そしてその家族への尊敬を込めて、特に2019年以降、現在に至るまで、最前線で新型コロナウイルスと闘い続ける方々の勇気を讃えたいという思いで作りました。この受賞の名誉は彼らのものです。東京、日本、韓国、そして世界中すべての医療従事者の方々にこの賞を捧げたいと思います」とコメントした。

 同アワードではほかにも、助演女優賞に「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の中条あやみと、2022年1月期TBS系日曜劇場「DCU」の中村アン、また優れた撮影技術・美術・音楽・ビジュアルエフェクトなどに与えられる技術賞にもノミネートされていた。

「TOKYO MER~走る緊急救命室~」は、鈴木主演の救命医療ドラマ。“MER”とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、東京都知事のもと結成された架空の医療チームであり、鈴木はチームを率いるリーダー・喜多見幸太役を演じた。救命救急のプロフェッショナルとして、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、患者の命を救うために現場に飛び込み、熱いチームワークで負傷者を果敢に救命していく彼らのストーリーは、多くの視聴者の心を熱くした。

 同作は23年に劇場版が公開されることが決定している。劇場版では、前代未聞の緊急事態が発生し数千人の命が危険にさらされる中、“MER”チームがすべての患者の命を救おうと奮闘。新たに豪華キャストを迎え、ドラマ版をはるかに上回る壮大なスケールで描かれる。

 同ドラマのプロデュースを務める高橋正尚氏は「アジア全地域からさまざまなコンテンツが集まる中、とても栄誉ある賞を受賞された亮平さん! 誠におめでとうございました! 自らを危険にさらしても、誰かのために困難に立ち向かう。そんな医療従事者の皆さんの勇気にエールを、と思い立ち上げた企画でしたが、我々制作者の思いを、亮平さんをはじめキャストの皆さんが我々が思い描いた以上に真摯(しんし)に体現してくださったおかげで、多くの方々に愛していただける作品になり、来年には劇場版を公開させていただくほど大きく成長させてくださいました。鈴木亮平という俳優に出会えたことを、そして彼の勇姿をアジアの皆さんにお見せできたことを心から誇りに思います」と語った。

 ACAは、2019年に釜山国際映画祭とアジアコンテンツフィルムマーケットに併設して開設された賞で、アジア全域で過去1年間に制作された優秀なテレビ・動画配信サービス・オンラインコンテンツを対象に、優れた作品や俳優に贈られる。TBSドラマからは、第2回では「凪のお暇」で主演を務めた黒木華が主演女優賞を受賞し、第3回では「半沢直樹」が審査員特別賞を受賞した。

 第4回となる今年はコロナ禍以来3年ぶりに釜山でオフライン開催され、8日の授賞式では、ベストコンテンツ賞、ベストアジアアニメ賞、俳優賞、新人賞、作家賞に加え、今年新設されたベストアジアドキュメンタリー賞、助演賞など12部門の結果が発表された。

次のページへ (2/2) 【写真】鈴木亮平が受賞したトロフィーと花束
1 2
あなたの“気になる”を教えてください