モデルでタレントのゆうちゃみが、“令和の白ギャル”の触れ込みで快進撃を続けている。「2022上半期ブレイクタレント」で1位に輝くと、21歳の誕生日を迎える9月8日にはファースト写真集「ゆうな」（講談社）を刊行する。175センチの高身長と関西弁トークでテレビや撮影にひっぱりだこの人気者は、41歳のママもギャル。17歳の妹で“ゆいちゃみ”こと結菜とは「姉妹ギャル」として話題だ。パワフルなギャル人生に迫った。（取材・文＝吉原知也）

軽トラからセンチュリー、バイクにバギー…大御所タレントの仰天愛車遍歴（JAF Mate Onlineへ）

「ママも妹もギャルです」。まさにギャル一家だ。41歳のママについて聞くと、身長174センチでモデル経験はないが、「髪の色はめちゃくちゃ明るくて、カラコンもつけまつ毛もやっている元気なママです。口がうまくておしゃべりで、大阪のおばちゃんみたいな感じですよ」と教えてくれた。

　小学校時代から、ギャルの片りんを見せていたというから驚きだ。

「ママはずっとギャルで、私はママを見てかわいいと思って。私がギャルになったら、今度は妹もギャルになるみたいな感じで、追いかけっこみたいですね。私自身、ピアスをあけるのは早かったし、小中時代からすごく派手な格好をしていました。小学生からつけまつ毛を2枚重ねしたり、金髪ウィッグをかぶっていました。カラコンは中1からです」

　小学校の卒業式でも仰天エピソードが飛び出す。

「めっちゃ髪の毛“盛り盛り”でスカートに編みタイツの服装で行ったのですが、『なんかキャバクラみたい』と思うぐらいで（笑）。先生と並んで撮った写真がめちゃくちゃ面白いのですが、これはまだどこにも上げてないです。ちなみにママはきちんとしたスーツを着ていましたよ(笑)。メイクバチバチで行ったのは卒業式だけでした。普段の格好もそんな感じでしたが、先生からは何も言われなかったですね。先生たちも応援してくれていました」

　EXILEが大好きで「LDH大好き人間」のママの影響を受けてキッズダンサーを始め、東京ガールズコレクションに憧れてモデルの道へ。そんな人生の“道しるべ”でもあるママから教わってきたことが、今の芸能界にも生きているという。

「それは、礼儀とマインドです。例えばあいさつ。ちっちゃい時から、車に乗っていて友達や友達のママを見かけたら、窓を開けて大きな声であいさつすることを教えられました。何かをしてもらったら、ありがとうを必ず言うこともそうです。マインドの部分では、『元気、愛嬌、笑顔というのは絶対にしなあかんことやで』って。自然と身に付いていきました」

　母親であり、友達のような存在でもあるママ。感謝の気持ちとともに、とびっきりのサプライズをしたいというこんな夢を持っているという。

「ママは『（芸能界を）辞めたくなったら辞めや』と言ってくれて、いつも自然体で支えてくれています。ママとは、これからも一緒にお買い物に行ったり飲みに行ったりしたいです。『いつもありがとう』という感じです。ママは私の活躍をまだ実感していないようなので、私がちっちゃい時からママと一緒に見ていたテレビ番組に出ることで、サプライズをしてあげたいです。実は、私は歌が大好きで歌手になりたい思いもあるんです。『令和のギャル歌姫』みたいなイメージを目指しているんですよ。もし歌をやり始めたら、私の東京ドームコンサートにママを連れて行く。そういった夢を持っています」

　そんなゆうちゃみにとって、また1つ大きな夢が実現した。初めての写真集だ。

「お話をもらった時にまず、『ママのOK出るかな？』と思いました（笑）。写真集は実際にどういう感じなのか、ほんまに需要あるのかなとぶっちゃけ思いましたけど、なかなかできることではないので、自分の人生の中でやりたかった夢の1つがかなってうれしいです。

　テレビに出させていただいている『いつものゆうちゃみ』の面もあるのですが、今回の写真集は本名『ゆうな』の部分がテーマの1つになっています。元気でパワフルというイメージが強いと思いますが、いつもとは違うギャップを目指しました。今回はあまりメイクをしないナチュラルな雰囲気で、つけまつ毛をせずにカラコンは薄めのオフショットみたいな写真もたくさんあるんですよ」

　沖縄で撮影。真夏の海、リゾートホテルの一室、ナイトプールなどの場面で、キュートでセクシーな魅力を凝縮している。

「いろいろな場所で、たくさんの水着の着数で撮らせてもらいました。ホテルの撮影はスイートルームみたいなところでテンションも上がって。3泊4日の長期間での撮影も初めてで、沖縄を存分に楽しめました。梅雨の時期だったのですが、やっぱり私は晴れ女なんで、いい感じの時だけ晴れて休憩の時に雨降ってみたいな。夕焼けのシーンでは、雨で微妙だったのですが、撮るとなった時にちゃんと晴れてくれて、いい感じのエモい写真になりました。それに、ハンバーガーを食べたりお酒を飲んだりしながら、“チルな感じ”で撮りました。何事も楽しむ自分らしさがすごく出ました。でも、ベッドの撮影では毎回寝てしまって（笑）。起こされて撮るみたいな。そこが逆にいい味を出せたと思っています」

　こだわって作った写真集。自ら撮影場所やコーディネートのアイデアを出し、カメラマンやスタッフみんなで作り上げたという。自身の新たなステップにつながりそうだ。

「私がリクエストさせてもらった私服を急きょ取り入れたショットもあります。ハートマークのシールを顔に貼って、ツインお団子のようなヘアアレンジも自分で考えました。ここはゆうちゃみの要素を入れたくてパリピな感じです。めっちゃ映えててかわいいと思っています。写真集には『ゆうなとゆうちゃみ』どっちの要素も入っています。本当に200％のめっちゃいい感じに仕上がりました。私を知らない方にも書店で見て買ってほしいですし、もともと女の子から『こうなりたいな』と思われる女の子でいたいので、女性の方にもたくさん見てもらいたいです。もちろん男性ファンも見てください！

　写真集についてママへの報告ですか？　ママにはサラッとしか言っていないのですが、たぶん大丈夫そうです。ママは多分買わないと思います（笑）」

□ゆうちゃみ、2001年9月8日、大阪府生まれ。雑誌「egg」専属モデルで、テレビ・イベントなどに多数出演。K-1公式応援ギャルを務めている。写真集発売記念イベントが9月10日に東京、同17日に大阪・名古屋で開催される。