松山千春「素晴らしい才能」のシンガーソングライター2人を発掘 多摩美大卒の23歳男性と25歳OL

フォークシンガーの松山千春(66)が主催する「シンガーソングライター発掘オーディション最終審査」が8日、札幌市のSTVホールで行われ、最優秀賞に東京都の小川哲央さん(23)、優秀賞に福岡県の柴牟田更沙(しむた・つかさ)さん(25)が選ばれた。小川さんは、多摩美術大卒で劇団民話芸術座に勤務。宮沢賢治の大ファンでオリジナル曲は「50~60曲」と明かした。柴牟田さんは、会社勤務をしながらシンガーソングライターを目指してきたという。2人は今後、千春の事務所「オフィス・ゲンキ」に所属し、メジャーデビューを目指す。

松山千春(中央)と記念写真に納まる最優秀賞の小川哲央さん(左)と優秀賞の柴牟田更沙さん【写真:ENCOUNT編集部】
松山千春(中央)と記念写真に納まる最優秀賞の小川哲央さん(左)と優秀賞の柴牟田更沙さん【写真:ENCOUNT編集部】

札幌市で「シンガーソングライター発掘オーディション最終審査」

 フォークシンガーの松山千春(66)が主催する「シンガーソングライター発掘オーディション最終審査」が8日、札幌市のSTVホールで行われ、最優秀賞に東京都の小川哲央さん(23)、優秀賞に福岡県の柴牟田更沙(しむた・つかさ)さん(25)が選ばれた。小川さんは、多摩美術大卒で劇団民話芸術座に勤務。宮沢賢治の大ファンでオリジナル曲は「50~60曲」と明かした。柴牟田さんは、会社勤務をしながらシンガーソングライターを目指してきたという。2人は今後、千春の事務所「オフィス・ゲンキ」に所属し、メジャーデビューを目指す。

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 アーティスト自らが主催者となり、新人発掘を目指す異例のオーディションは、千春の「10年後、20年後でも通用できる実力派のシンガーを発掘したい」との希望で企画された。今春4月1日から募集を開始。全国から140組超の応募があった。募集条件は「18歳~29歳」だったが、事務所関係者は「30~40代からの応募も多かった」と明かした。

 そして、最終審査は1次審査を通過した10組で競われた。当初は「第2の松山千春」を探すことを1つのテーマにしていたが、10組のうち2組が姉妹ユニットと男女ユニットで、女性ソロが5組だったことから、千春は「驚いた。正直言って男性はもっと頑張ってほしかったな」と本音を明かした。それでも、「出場者全員、素晴らしい才能を持っている」と評価。歌を聴いた上で「全員が原石だった。これからも曲作りを続けていってほしい」と話した。

 千春は1975年(昭50)、「全国フォーク音楽祭 北海道大会」に出場。落選で全国大会に進めなかったが、審査員を務めていたSTVラジオのディレクター、竹田健二氏との出会いもあり、2年後の77年にレコードデビューを果たした。そして、45年前の同年8月8日、千春は札幌市の北海道厚生年金会館で初めて有料コンサートを行った。

 それから45年。千春が「自分のやってきた活動には悔いはないが、次の時代を担う新しいシンガーソングライターを自分が関わって育てていきたい。最近は、いくら聴いてもなかなか心に刺さるような楽曲がない」と話したことで、今回のオーディションが企画された。

次のページへ (2/2) 【写真】記念写真に納まる最優秀賞の小川哲央さんと優秀賞の柴牟田更沙さん、松山千春の全身ショット
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