女優の杉咲花が29日、都内で行われたアニメーション映画「ぼくらのよあけ」（10月公開）の公開アフレコに参加した。

「月刊アフタヌーンティー」（講談社）で連載されていた今井哲也氏による漫画が原作。西暦2049年の夏を舞台に、阿佐ヶ谷団地に住んでいる小学4年生の沢渡悠真が、宇宙からきた未知の存在と出会い、極秘ミッションに挑むストーリー。

　宇宙とロボットが大好きな主人公・悠真を演じた杉咲は、「主人公の声は重要ですし、とても緊張した。表現できるように頑張らないという思いでいっぱいだった。声を当てる難しさと、気持ちを落とし込むプレッシャーあった」と語った。

　本作には、悠木碧、藤原夏海、岡本信彦、水瀬いのり、戸松遥らも出演。杉咲は声優陣とともにアフレコに臨んだといい、「個性豊かなキャラを鮮やかに演じていて、その姿に圧倒されました。“悠真、こっちだよ”と導いてくれた感覚。みなさんの声を聞いて、ついて行ったら大丈夫だと思わせてもらった」と感謝した。一方、声優陣も杉咲の演技に刺激をもらったようで、そのことが伝えられると「えっ本当ですか。ありがたいです」と喜んだ。

　この日、公開アフレコに挑んだ杉咲は大勢の報道陣の前で悠真の声を披露。「大勢の方の前でやらせていただくのはとても緊張。ちょっと足が震えました（笑）」とドキドキだった。