新進気鋭“3人の監督”による異例の演出「イソップの思うツボ」が大変だったワケ

映画祭は7月21日まで
映画祭は7月21日まで

 タレント一家の母親役を演じた佐伯日菜子は「3人はマブダチだけあって、もっと、もめちゃうかと思ったけども、いいチームワークだった」と“フォロー”したが、上田監督は「(撮影は)9日間しかなかったので、もめる時間はなかった」とアッサリ。復讐代行屋の父親役も斉藤陽一郎は「今のトークでおわかりのように、我が強い3人でした。話を頂いた時から、大変な現場になると思っていたが、やっぱり大変だった。プロデューサーも入って、監督が5、6人いるようなこともあった」と振り返った。

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 演出なのか、ビミョウなチームワークを暴露して、舞台挨拶を盛り上げた3人だが、出来栄えには自信あり。浅沼氏は「2012年に会って、成長したものをみなさんに届けられるのをうれしく思います」と感慨深げ。上田氏は「3人で映画を撮るのは例を見ない。周囲からは『大変だから、やめとけ』と言われたけども、言われるほどチャレンジしたいと思った。これを作れてよかった。リラックスして観てください、と言いたいが、前のめりに観て欲しい」とアピール。中泉氏は「3人のヒロインも魅力。この映画を作れたのはプロデューサーのおかげなので、この場を借りて、感謝したい」と締めた。

 同映画祭は、新たな才能を発掘する“若手映像クリエイターの登竜門”。16回目を迎えた今年は、92の国と地域、658作品(海外591作品、国内67作品)から長編映画の応募があった。そのうち、国際コンペティション部門10作品、国内コンペティション長編部門5作品が上映される。また、国内コンペティション短編部門は203作品の応募から9作品が上映される。映画祭は7月21日まで。

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