間宮祥太朗、矢本悠馬との共演に「何度目だよ」「仕事場に友だちがいてこそばゆい」
俳優の間宮祥太朗が13日、都内で行われた映画「破戒」(7月8日公開)完成披露舞台あいさつに登壇した。間宮は「この映画が大事な人に勧められる映画であってほしいと思います」と話し、作品をアピールした。
「今まで14年、15年やってきて、一番シンプルな感想を抱けた作品」
俳優の間宮祥太朗が13日、都内で行われた映画「破戒」(7月8日公開)完成披露舞台あいさつに登壇した。間宮は「この映画が大事な人に勧められる映画であってほしいと思います」と話し、作品をアピールした。
島村藤村による不朽の名作「破戒」が60年の時を経て再び映画化。間宮は自らの出自に苦悩し、最後にある告白をする主人公・丑松を演じる。この日は主演の間宮、石井杏奈、矢本悠馬、前田和男監督が浴衣姿で登場。作品の見どころを語った。
すでに作品を鑑賞したという間宮は「今まで14年、15年やってきて、一番シンプルな感想を抱けた作品だった。素直に『いい映画だった』と思えたことが自分にとって幸せでした」と感想を口にした。
丑松の友人・銀之助を演じる矢本とはプライベートでも親交があり、これまでも友人や親友という間柄を何度も演じてきた。間宮が「何度目だよっていう」と笑顔で突っ込むと、矢本は「共演したくない。恥ずかしい」と赤面。
さらに矢本は「仕事場に友だちがいるこそばゆい感じ。照れちゃう。“現場の俺”を見られているじゃないですけど、そういうのが自分の芝居を邪魔してくる」と冗談をまじえながら話し、「そろそろって感じですよね。これがもしかしたら最後になるかもしれない」と終始和やかな雰囲気で仲の良さをうかがわせていた。
間宮に対して、前田監督は「美しい。全く違う次元にいってしまったという感じ」とそのたたずまいを絶賛。「丑松が追い詰められて不安が増せば増すほど美しさが増していっている。普段、アドレナリンが出まくりの役が多いらしいですけど」と言われた間宮は「特に最近はね」とあいづちを打ち、客席を笑わせていた。