【THE MATCH】立ち技最強はSBかK-1か SBのエース・海人が勝ちを確信する理由

19日に東京ドームで開催される「THE MATCH 2022」。那須川天心VS武尊の「世紀の一戦」が行われる大会だが、天心VS武尊以上に格闘技ファン待望の一戦が行われる。海人VS野杁正明戦だ。海人はシュートボクシング(SB)を、野杁はK-1を背負って闘う中量級の最強決定戦。今回は海人に話を聞いた。

ノーモーション・海人
ノーモーション・海人

格闘技ファン待望の一戦 ダブルガード・野杁VSノーモーション・海人

 19日に東京ドームで開催される「THE MATCH 2022」。那須川天心VS武尊の「世紀の一戦」が行われる大会だが、天心VS武尊以上に格闘技ファン待望の一戦が行われる。海人VS野杁正明戦だ。海人はシュートボクシング(SB)を、野杁はK-1を背負って闘う中量級の最強決定戦。今回は海人に話を聞いた。(取材・文=“Show”大谷泰顕)

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「僕の場合はしっかり1Rから倒しにいくつもりなので、早く終わらせようと思っています」

 SBのエースであり、2018年に開催されたSB最大の世界トーナメント「S-CUP」の王者でもある海人が、野杁戦についてそう言い放った。

 5月19日に行われた会見では、海人は「通過点」と口にし、野杁は「レベルが違うし、差を見せつけて圧勝する」と舌戦を展開。互いに必勝宣言で火花を散らしたが、このやりとりについて海人は改めてその思いを吐露した。

「自分の言った『通過点』という気持ちは変わりがないし、野杁さんの言った『レベルが違う』っていうのも、前までの僕やったら、もしかしてそうやったかもしれないですけど、今の自分には野杁さんでも勝てないなって思っています。自分は世界に対して本気で勝っていくって本気で思っているので、今は、僕の方がレベルが違うんじゃないかって、正直思っています」

 実は会見後、海人に野杁の印象を聞いた際、「思っているより小さかった」旨の言葉を残していた。

「もうちょっと大きいのかなと思っていたんですけどね。覇気やオーラも感じなかったし…」と想定していたイメージと大きく違っていたことを明かした海人。

 では、野杁に対するそもそもの印象は? と尋ねると、こう答えた。

「野杁さんは闘い方がブレないし、気持ちの折れない選手。日本人ではあまりいない芯の強い選手だと思っていますね」

 野杁は現在、第2代K-1WGPウェルター級王者。つまり元ではなく、現在の中量級ではトップに君臨する。それでも海人は、相手ではなく、主軸を自分に置いていることを明かす。

「これは野杁さんが相手だからってことじゃなく、誰が相手でもそう思っているんですけど、自分のリズムを崩さないっていうのが一番大事やと思っています」

 そのなかで最も警戒すべき点を以下のように話した。

「野杁さんのリズムにしてしまわないこと。自分のリズムを貫いて圧倒するのが一番大事かなと思っていますね。野圦さんは、相手が崩れた瞬間を倒しにいくのがうまいので」

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