【電波生活】「アド街」の魅力は数週間に及ぶ徹底取材 “秘書役”片渕茜アナ&番組Pが明かす舞台裏

「出没!アド街ック天国」番組ロゴ【写真:(C)テレビ東京】
「出没!アド街ック天国」番組ロゴ【写真:(C)テレビ東京】

出演者それぞれの得意分野は…井ノ原はレジャー&DIY、薬丸はモンブラン

 また片渕アナによると出演者にはそれぞれ得意分野があるという。

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「井ノ原さんはレジャー系やDIY系に詳しく、薬丸裕英さんはモンブラン、峰さんはおそば、山田五郎さんは歴史やアートなど何にでも詳しいです。皆さんの共通点はグルメ。ですから差し入れはみんなおいしいです。ホワイトデーは皆さんからおいしいお菓子ばかり頂いちゃいました(笑)」

 ここで片渕アナが番組内で注目してほしいことを提示してくれた。

「BGMです。テーマやシーンに関連のある、こだわりのBGMがかかっています。以前、東京文化会館の赤いらせん階段が紹介された際のBGMはテイラー・スウィフトの『Red』でした。気付くとうれしくなります。BGMも是非意識して見ていただきたいです。なぜこの曲なのかと関連性に気付いたら楽しいです」

 佐藤氏はBGMについて「1995年の番組開始から、音に関しては音響制作会社『佳夢音』の柳原英博さんが担当しています。流行に流されず、渋めのロックやソウルが多め。映像の邪魔をせず、それでいてVTRを引き立てるBGMを付けてくれます。時には、VTRに登場したものに曲タイトルやアーティスト名を引っ掛けたり、歌詞でクスッとさせてくれたりと、常に番組VTRに刺激を与えてくれています」と語った。

 最後に佐藤氏に1~20位の順位を決めている「アド街ック高感度30人委員会」について聞いてみた。佐藤氏は「メンバーは、プロデューサーを始め、ディレクターやアシスタントディレクター、構成作家ら。ランキング構成のポイントは、『その街の特徴や魅力を感じられるスポットなのか』、『視聴者の皆さんが実際に行ってみたいと思えるか』も肝心です。もちろん、地元の方々からもお話を伺い、『どれだけ地元で愛されているのか』ということも十分考慮させていただいております。その街のランキングはあくまでも演出上のものであり、普遍的なものではありません。例えば、『路地裏の○○』『昭和の○○』『美味しい○○』などのテーマによって、演出的観点からランキングが変わることも当然あります」と説明した。

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