【電波生活】「アド街」の魅力は数週間に及ぶ徹底取材 “秘書役”片渕茜アナ&番組Pが明かす舞台裏

人気番組や注目番組の舞台裏を探る企画。今回はテレビ東京系「出没!アド街ック天国」(土曜午後9時)。毎回、ある街にスポットをあてて名物や名所などを紹介する地域密着型情報バラエティー。井ノ原快彦が宣伝部長と称して司会を務め、秘書の設定の片渕茜アナウンサーがアシスタントを務めている。片渕アナに、番組の舞台裏や井ノ原とレギュラー陣の素顔や魅力を取材した。また、制作会社ハウフルスのプロデューサー・佐藤実氏にも番組の舞台裏を取材。まずは片渕アナが感じる番組の魅力から聞いた。

「出没!アド街ック天国」に出演する片渕茜アナ【写真:(C)テレビ東京】
「出没!アド街ック天国」に出演する片渕茜アナ【写真:(C)テレビ東京】

テレビ東京系「出没!アド街ック天国」、順位はどうやって決めている?

 人気番組や注目番組の舞台裏を探る企画。今回はテレビ東京系「出没!アド街ック天国」(土曜午後9時)。毎回、ある街にスポットをあてて名物や名所などを紹介する地域密着型情報バラエティー。井ノ原快彦が宣伝部長と称して司会を務め、秘書の設定の片渕茜アナウンサーがアシスタントを務めている。片渕アナに、番組の舞台裏や井ノ原とレギュラー陣の素顔や魅力を取材した。また、制作会社ハウフルスのプロデューサー・佐藤実氏にも番組の舞台裏を取材。まずは片渕アナが感じる番組の魅力から聞いた。(取材・文=中野由喜)

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「番組を見るだけで街の魅力を詳しく知ることができます。スタッフが念入りに取材し、まるで、その街に数か月住んでいたのでは、と思うほどです。この居酒屋の常連のAさんはあのカレー屋さんの店主の旦那さんだとか、街の人たちの関係性まで知っていたりします。私は西小山に約4年間住んだ経験がありますが、この街が紹介された時は、私の知る情報を上回るほど詳しく紹介されていました」

 佐藤氏は取材体制について「担当ディレクター1人、AD2人の取材班が2~3週間かけて取材エリアを徹底的に調べ尽くします。ネット記事やSNSの情報だけに頼らず、自分たちがその街を歩いて、街の空気を感じ、目で見たもの、耳で聞いたことなどをVTRに反映させています。取材候補のお店の料理を実際に食べていますし、個別にアポを取って事前取材もさせていただきます。そこで得た情報を元に番組構成やVTR構成を練っていきます」と説明。3人体制で数週間、事前に徹底取材しているとした。

 一方、片渕アナは番組を個人的に役立てることもあるという。

「東京から日帰りで行ける関東近郊には番組の情報を参考にしてよく行っています。番組で紹介された街を巡る〝アド街旅〟をやっています。ネットでも調べますが、『アド街』で取り上げられたなら間違いないだろうという安心感があり、実際に訪ねてみたら本当にすてきな場所が多いです。東京で住むには、どの街が自分に合っているかなとか、街との相性も分かる気がします。あとは、おいしいお店中心に実際に足を運んでいますね(笑)。アド街旅、おすすめです」

 片渕アナによると井ノ原をはじめ出演者も番組で紹介された街に行くようだ。

「よく、先日紹介されたあの街に行ってきたよと話されているので、結構皆さんアド街旅を楽しんでいるようです。放送されたら混むから放送前に行こうと話しています」

 峰竜太は番組で紹介される街にかなり詳しい。事前に訪ねているようだが、番組のロケハンに同行しているのだろうか。佐藤氏にたずねると「番組側から特にお願いしているわけではないですが、しばしば収録前に下見に行かれているようです。番組スタッフと現地でバッタリなんてこともあるようです。現地に行かないと感じられない空気感や雰囲気を峰さんのフィルターを通してスタジオで語っていただけるので、番組としても有難い限りです」と感謝した。

 ここで片渕アナに宣伝部長の井ノ原の魅力も聞いてみた。

「画面から伝わってくる通りの優しい方です。番組開始前の打ち合わせでもいつも声をかけてくださいます。私が番組に慣れていない頃は『大丈夫? 不安なことはない?』と気遣ってくれたり、よくスタッフさんの近況を聞いてコミュニケ―ションを取ったり。プライベートでは卵焼き作りにこだわっていて、卵焼き器も銅製、鉄製といろいろ持っていらっしゃるようです。味付けも紅ショウガを入れたらおいしいとか、卵焼きの作り方を教えてくださるので、私も卵焼き作りにはまっています(笑)」

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