地味な“リケジョ”大学生だったゆきりぬがファッションアイコンに 洋服ブランドを立ち上げたワケ

「リケジョ」だった地味な大学生からYouTube、登録者数100万人超えの人気インフルエンサーとなったゆきりぬ。インフルエンサーになろうと思ったきっかけからアパレルブランド「cyun%」(きゅんパーセント)を立ち上げた理由について語ってもらった。

アパレルブランド「cyun%」を立ち上げた・ゆきりぬ【写真:ENCOUNT編集部】
アパレルブランド「cyun%」を立ち上げた・ゆきりぬ【写真:ENCOUNT編集部】

ゲーム大好きリケジョが100万人のファッションアイコンに

「リケジョ」だった地味な大学生からYouTube、登録者数100万人超えの人気インフルエンサーとなったゆきりぬ。インフルエンサーになろうと思ったきっかけからアパレルブランド「cyun%」(きゅんパーセント)を立ち上げた理由について語ってもらった。(取材・文=竹之内梨佐)

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 YouTubeを始めたきっかけについて「ゲーム実況が始まり。HIKAKINさんのゲーム実況を見ていて。ゲームが好きな女の子が周りにいないこともあって、語り合える人が私も欲しいと思って始めました」と振り返った。

 現在はメイクやファッション動画が人気だが、ゲーム配信からシフトチェンジした理由も説明。「恋ダンスを踊ってみたり、メントスをコーラに入れてみたり、マルチな企画がはやっていて視聴者から勧められたこともあり自分も挑戦してみました。その中で、新垣結衣さんのドラマのエンディングの衣装に寄せて踊っていた恋ダンスの動画が、テレビ番組で紹介されたことが一つのきっかけになって注目していただけるようになりました。そこからは、やりたいことを動画にすることが増えましたね」と明かした。

 元々幼少期に雑誌「Seventeen」のオーディションを受けるほどファッションが好きだったゆきりぬは、アパレルブランド「cyun%」を3月にオープンさせた。ジャンルとしては「中国プラスY2K。日本にはまだないジャンルで発信したら面白いかと思ったので、中国のファッションにY2K(2000年代のファッション)のリバイバルを取り入れています。個人の思いとしては日本のファッションは保守的なものが多くてもったいないなと思っているので、いろんな人にファッションを楽しんでもらいたいという思いからポジティブでカラフルなお洋服を多くしました」と紹介する。

 また、「LGBTQも当たり前になってきた世の中なので、このブランドは体型を理由に着られないとかがないように、男女共に着られるオーバーサイズのものを作っています。なかなかかわいい服に挑戦できない人たちの1歩踏み出せるきっかけになったら」と思いを述べた。

 サブチャンネル「ゆきりぬきゅんチャンネル」でも「cyun%」含めたファッションや美容情報を発信。「メインアカウントは100万人を突破したので、サブチャンネルでファッションや美容の発信を頑張っていけたらと思っています。「cyun%」ではポップアップストアもできたらと考えているので、みんなにファッションへの思いを直接伝える機会を作れたら」と目標を口にした。

 地味な女子として学問に励んでいた時代があるからこそ、ファッションの楽しさに気づけた瞬間が共有できるゆきりぬ。かわいく輝くための人生をおくる魅力ある彼女なら、他人の人生も輝かしくするかもしれない。

□ゆきりぬ 1992年10月3日生まれ。横浜国立大学理工学部在学中にニコニコ生放送でゲーム実況を主とした顔出し配信を開始。その後YouTube配信を開始し、2019年には登録者数100万を突破。22年3月にはアパレルブランド「cyun%」をオープン。4月にはスタイルブック「今日の私が一番好き!!!」(宝島社)を発売した。

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