お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二が17日、都内で行われた映画「それいけ！アンパンマン　ドロリンとバケ～るカーニバル」（6月24日公開）の公開アフレコイベントに、女優の北川景子、相方のおたけ、太田博久とともに出席した。

　シリーズ33作目となる本作の舞台は、どんなものにも変身できる、かわいくて愉快なオバケたちの街で開催される楽しいお祭り“バケールカーニバル”。ばいきんまんから楽しいバケールカーニバルを守るため、変身が苦手なオバケの男の子・ドロリンがアンパンマンやクリームパンダたちと力をあわせて大活躍する姿を描く。

　ジャングルポケット3人による配役オーディションで、オバケタウンの町長の声優を勝ち取ったという斉藤は、オファーが来た際の心境を尋ねられると「2歳の子どもが生まれてから見る機会が増えまして、子どもがアンパンマンにすごく反応するんですよね。それを見ているだけで幸せな気持ちになりますし、声のお仕事としてアンパンマンに携われるこの幸せを今、感じています」と喜び、側近Bの声優を務めた太田から「俳優さんみたいなあいさつするなよ！　北川さんと同じところにいるツラで喋るなよ」と突っ込まれつつ、子どもや妻の反応を聞かれると「奥さんはすごく喜んでくれたんですけど、子どもはまだ理解できないので、大きくなったときに『パパがこういうお仕事ができたんだよ』って説明できたらいいなって思いますね」とコメント。これに北川は「かっこいい」と目を輝かせた。

　また、自身にとってアンパンマンのように困ったときに助けてくれる存在はいるか尋ねられた斉藤は、相方の2人を挙げ「僕が困ったときとか、『ボケてください』って言われてボケられないときに、急におたけさんがボケてくれて、それがスベるので助けてくれているのか分からないんですけど、困ったときに左を向いたら太田がいて、右を向いたらおたけがいるというのはすごく大きいことなので、もしかすると僕にとってのアンパンマンはこの2人なのかもしれないですね」としみじみと語ると、北川は再び「かっこいい（笑）」と声を漏らした。

　さらに、これまでの人生でもっとも勇気を出して挑戦したことを聞かれた斉藤は、バラエティー番組でヘビに噛まれたらポイントが大逆転できるという状況があったことを明かし「鼻を噛まれたら大逆転だったので、本当に怖かったんですけど鼻に持っていったら『シャー』って言われて鼻を噛まれたんですよ。貫通したんですよ。血が流れたんですよ。血が流れたせいで放送できなかったんです」と打ち明け、「だから、僕はこれからヘビに噛まれても血を流さない訓練をしていきたいなと思います」と芸人魂を見せた。