ベッキー、いじめの対象にもなった“ハーフ”にもポジティブな母の言葉「いいなぁ」

母は一生の憧れの存在と語るベッキー【写真:舛元清香】
母は一生の憧れの存在と語るベッキー【写真:舛元清香】

20年に長女、21年に次女を出産「明るくナチュラルにポジティブに行きたいな」

 その母は一生の憧れの存在という。「私は毎日のようにヒーヒー言いながら子育てをやってるのに、母は『大変と思ったこと1回もない』というんです。強さと明るさがあります。世の中の人は私のことを明るくてポジティブって思っているかもしれませんが、家族の中だと、母と妹がずば抜けて明るいので、私は下の方。私と父はネガティブというグループ分けになるんです」と笑う。

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 母は自由に子育てをしてくれた。「すっごく大胆な人で、子供の私も自力がついたかも(笑)。母は妊娠6か月まで産婦人科に行かず、お腹が大きくなっているから、『うん、元気』って自分で判断するほど大胆な人。母子手帳の中身もスカスカで、それぐらいの適当さ、ゆるさが子育てには向いているのかも(笑)」。

 母の明るさと言葉には何度も助けられた。「私が気にしそうな、そばかすには『かわいいね』とほめてくれたり、いじめの対象になりかねないハーフであることには、『いいなぁ。ハーフになれて、私はハーフになれないんだから』って。実際、学校で、『ハーフがうつる、あっち行って』と言われても、母の言葉を思い出して、ネガティブには捉えてなかったですね。母からもらう言葉は大事だな、と思いました」。

 そんなベッキーも、2019年1月には元プロ野球選手でプロ野球指導者の片岡保幸氏と結婚。20年に長女、21年に次女を授かった。「母の日って、何か儀式的な感じだったけど、自分が母になって迎える『母の日』は重さが違いました。子供から『ありがとう』と言われるだけじゃなくて、旦那さん、周りの人から感謝の言葉を伝えてもらえるのはうれしいです」。

 母として一番うれしかったのは、無事に生まれたことだ。「小さいことで言えば、仕事から帰った時の、長女の『ママ、キュート!』の第一声です。旦那さんや母に預けているので、申し訳ないという気持ちがあるんですけど、そんな気持ちを吹き飛ばしてくれます。長女は、すごくよくしゃべる。普通に会話もできるし、冗談も言えたり、日本語も英語も使い分けています。言い間違え、少ないボキャブラリーでどう伝えるか、混乱している姿もかわいい」。

 1歳と2歳の年子で、最も子育てに手がかかる時期。次女はまだ歩けないので、ずっと抱きかかえ、夜には2?3時間おきの授乳も続けている。「ぶっ続けで寝ていない日々です。いつまで持つかなぁ。ちゃんとしたいけども、できなくて、反省の日々です。にしてもメンタル弱いんです。母のように流す力をもうちょっと身につけて、明るくナチュラルにポジティブにいきたいな、と」。

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