ほしのディスコ、音楽への本気度「M-1よりMステ出たい」 驚異の歌唱力で注目度急上昇

星野一成
星野一成

本名の星野一成でのデビューは“本気”の証

 念願のメジャーデビューに喜ぶ星野だったが、意外にも周囲からは冷たい反応が……。“イジられ”芸人らしい一面ものぞかせる。

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「相方のあいなぷぅさんは本当に僕に無関心なので、『デビューについてどう思いますか?』って聞いたら『何もないです』って言われました(笑)。曲も聴いてもらったんですけど『私には何も響きませんでした』と辛辣(しんらつ)な意見をいただいて……(笑)。『もし収益が出たら2割ください』ってちょっと意味が分からないことも言ってましたね。他の芸人さんは『芸人活動もやったほうがいいよ』って。『芸人の世界に戻ってこい』みたいなことを言ってくれています」

 今回は“ほしのディスコ”としてではなく、“星野一成”としてのデビュー。音楽への真剣な気持ちが背景にはあった。

「お笑い芸人の“ほしのディスコ”でずっと活動してきたので、“ほしのディスコ”として歌を出してしまうとお笑い要素が出てきてしまう。お笑いだと思われたら嫌だな、と。歌は真剣にお笑い一切なしでやりたいと思ったときに本名でやったほうが、より区別もつきやすいですし、本名のほうが純粋に音楽が好きな気持ちだったり、感情も込めやすいかなと思い、決めました」

「2022年はとにかく音楽を頑張りたい」。メジャーデビューの夢をつかみ、さらなる目標も描く。

「音楽番組に呼んでもらえたらうれしいです。今は『M-1』より『Mステ』(ミュージックステーション/テレビ朝日系)に出たいです(笑)。まだメジャーデビューしたての僕が言うのもおこがましいのですが、年末の『紅白歌合戦』を目指して活動していきたいです」

「この1年どれだけ頑張れるかで僕の人生も大きく変わってくる」。新たなスタートラインに立った星野は、コンプレックスだった“ハイトーンボイス”を武器へと変えて、新たな道を走り始めた。

□星野一成(ほしの・かずなり)1989年10月23日、群馬県出身。2014年、あいなぷぅと男女コンビ「パーパー」を結成。ほしのディスコの名で芸人活動を続ける。18年8月にYouTubeチャンネル「ほしのディスコちゃんねる」を開設。“歌うま芸人”として注目を浴びる。22年4月27日に配信シングル「いとしの悪魔ちゃん」で念願のメジャーデビューを果たす。好きなアーティストは「Perfume」と「クリープハイプ」。

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